長生地域の紹介
今回は千葉県東部にある長生(ちょうせい)地域についてご紹介します。
長生地域とは、千葉県の東部に位置する地域で、茂原(もばら)市、一宮町、睦沢(むつざわ)町、長生村、白子町、長柄(ながら)町、長南町の1市5町1村で構成されています。
まえがき
旧長生郡であった茂原市と山武郡の5町1村で構成されているため、長生地域と呼ばれています。
九十九里浜、内陸部の丘陵と森林など自然に恵まれています。
内陸部で地域の中心都市である茂原市は商業や工業が盛んで天然ガスの産出も多いです。白子町や一宮町などの沿岸部はサーファーや観光客が訪れるため、別荘地や保養施設が多いです。
長生の地名に因んで長生(ながいき)と冠したブランドの農産物を販売するなど農業が盛んな地域でもあります。
長生地域には上総国を代表する歴史的建造物が点在
茂原(もばら)市
人口約8万人で長生地域最大の都市。また、山武(さんぶ)地域及び夷隅(いすみ)地域を含めた東上総(ひがしかずさ)地域の拠点都市。
地域における商業、工業、行政の中心地。工業に関しては天然ガス生産量日本一を誇り、天然ガスの採掘により発展
藻原寺(そうげんじ)は日蓮宗の寺院の中でも最も古い歴史を持つ他、茂原の地名の由来でもある。
茂原公園は「さくらの名所100選の地」に選定されており、毎年春になると弁天湖の周囲を桜が彩る。
関東三大七夕祭りの一つである茂原七夕まつりは、茂原駅の駅前商店街が七夕の飾りで埋め尽くされるほど、盛大に開催される。
本納地区(旧本納町)
1972年に茂原市と新設合併
市の北部に位置し、ねぎの栽培が盛んで、古くからのブランド品である「本納ねぎ」の産地
一宮町
サーファーの聖地として名高く、釣ヶ崎海岸は東京オリンピック(2021年開催)でのサーフィン競技会場となった。
裁判所や検察庁などの所在地として、長生地域及び夷隅地域における司法の拠点。
古くは玉前(たまさき)神社の門前町として栄え、「一宮」のの地名は玉崎神社が旧上総国における一宮(地域の中で最も社式が高い)が由来。
中心となる駅は上総一ノ宮駅で、外房線における千葉・東京方面の快速電車の終着駅であり、駅周辺は住宅開発が進む。
睦沢(むつざわ)町
農業が盛んで、米作を中心に花卉、シイタケなどが栽培されており、河川沿岸部は地域屈指の穀倉地帯
町内にある道の駅の正式名称はとても長い、むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷である。
長生村
千葉県唯一の村であるが、人口は長生郡5町よりも多い。
長生を冠したブランド品として、「長生(ながいき)トマト」「ながいきそば」がある。
水稲栽培では、アイガモ農法によってコシヒカリを生産
白子町
テニスコート数日本一を誇り、テニスの聖地。
白子温泉は九十九里浜唯一の天然温泉で薄く黄色のお湯が特徴。
特産品は玉ねぎ。ブランド品である「白子たまねぎ」は4月から5月にかけてのみ収穫されて、甘味が特徴
長柄(ながら)町
千葉県のほぼ中央に位置し、長柄ダムやSport & Do Resort リソルの森などの自然を活かしたスポットが多い。
イベント会場やロケーション撮影のスタジオに多く使用されているロングウッドステーションの所在地
長南町
代表的なスポットは笠森寺の笠森観音であり、歴史を感じさせるスポットが点在
熊野の清水(ゆやのしみず)は名水百選に選出されている湧き水で、農業用水としても使用されている。
