葛南地域の紹介
今回は東京と千葉に挟まれた葛南地域についてご紹介します。
葛南地域とは、千葉県北西部に位置する地域で、船橋市、市川市、浦安市、習志野市、八千代市の5市で構成されています。
まえがき
葛南地域は、旧東葛飾郡の船橋市、市川市、浦安市と、旧千葉郡の習志野市、八千代市で構成されています。
私の印象としては、市川と浦安は東京寄り、習志野と八千代は千葉寄り、船橋が東京と千葉の特性を兼ね合わせた感じです。
東京湾に面しているので、千葉市と合わせて「ベイエリア」や「湾岸地域」と称されることもあります。
鉄道網が発達しており、JRでは総武線(各駅停車及び快速電車)、京葉線、武蔵野線、私鉄では京成線や東京メトロ東西線など多くの路線が敷かれており、乗降者数や混雑率が高い路線が多いです。
八幡の地名の由来かつ地域を代表する神社
船橋市
人口約64万人を擁する県内第2の都市
葛南地域の行政と商業の中心地
東京と千葉の中間といった立ち位置で、ベッドタウンとして発展。
ららぽーとTOKYO-BAYやふなばしアンデルセン公園など、お出かけにオススメなスポットが多い。
鉄道網が発達しており、西船橋駅は乗降客数が県内1位。また、乗り入れ鉄道業者の数も、JR、京成、新京成(25年に京成に吸収)、東武、東京メトロ、東葉高速、北総と県内でも最多
市の中央部と南部は商業や湾岸といった特性が強く、市の北部は千葉ニュータウンや自然を感じさせるローカルな特性が強い。
競馬場が市内に2つあり(船橋競馬場と中山競馬場)、これは日本で唯一
市川市
人口約50万人を擁する県内第4の都市。
市川駅及び本八幡駅周辺は、超高層マンションや商業施設、企業が立ち並び、商業地として発展
古くから文化人に縁があり、夏目漱石、与謝野晶子、三島由紀夫などは「市川」に関連する作品を執筆した他、北原白秋や幸田露伴は居を構えていた。
北部から東部にかけては千葉県名産の梨畑が広がり、自然豊か。
歴史を感じさせる寺社が多い(下総国分寺、中山法華経寺、葛飾八幡宮など)。
文教都市としても側面も持っており、私立の学校が多い。
行徳地区(旧行徳町及び旧南行徳町)
市の南部に位置しており、地区を構成する範囲は1950年代まで存在した行徳町と南行徳町とほぼ一致
神輿のまちとして知られており、全国の神輿の約半数が行徳で制作されれいるほどである。
宮内庁が管理する新浜鴨場がある。
浦安市
東京ディズニーリゾートがあるまちとして名高い。そのため、リゾートホテルなどの宿泊施設が多く、企業城下町として発展。
千葉県で最も東京寄りに位置している。
人口密度は県内トップであり、子育て世代が増加中
古くからの市街地を中心とする「元町」、住宅・商業用地として整備され発展してきた「中町」、また計画的に都市開発が進められている「新町」と分けられており、中町と新町は埋立地で出来た地区である。
漫画「浦安鉄筋家族」の舞台でもあり、この作品はアニメ、ドラマでも制作され、ドラマのロケ地としても浦安市内が使われている。
習志野市
市内における行政・商業の中心地は津田沼で、繁華街や文教都市としての側面を持つ。1954年まで同市は津田沼町であった。
市内にある谷津干潟はラムサール条約に登録されており、渡り鳥の重要な中継飛来地でもある。
「音楽のまち」として子供から大人まで、学校や音楽団体による音楽活動が盛んな他、シンボルとしてJR津田沼駅前のパイプオルガンのモニュメントがある。
日本で初めて、ドイツ式ソーセージの製造法が伝わり、「日本のソーセージ製法 伝承の地」である他、近年では「習志野ソーセージ」と呼ばれるご当地グルメで地域活性化を図る。
本来の「習志野」は現在の同市及び船橋の東部に跨る広域地名
八千代市
市の花は「バラ」。市内にある京成バラ園は市を象徴するのみならず、「国内最大級のバラ園」である他、「恋人の聖地」としても選定されている。
住宅団地発祥の地として知られており、東葉高速線沿線を中心に住宅団地が並び、東京と千葉のベッドタウンとして発展。
葛南地域5市の中で唯一海に面していない。
中部から南部にかけてベッドタウンや商業都市として発展しており、北部は農地が広がり近郊農業を中心としたローカルな佇まい。
市を南北に貫く印旛放水路の一部・新川の川沿いに「新川千本桜」と称される約1000本の桜が植栽されている。
