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色彩と私

私は、小さい頃から無意識に色というものに反応しやすいタイプでした。クレヨンや色鉛筆などの多様な色を眺めるのが好きで、これが大人になった今でも何故か続いてしまっています。
自分でも気づいていました。色に興味があるのだと。PCを使って色に関する情報をネットで調べたり、色関連の本を買ったりと。振り返ってみると。恐らく、色に対するイメージ(印象)や心理効果に対して関心があったことに気付きました。


色彩に関する用語

色彩心理学

「色彩」と「心理」を合わせた言葉で、色を通して人間の心を研究する学問。

カラーセラピー

  • 色彩」を活用して「心を癒す」スペシャリスト。

  • 私はカラーセラピストという資格を持っています。ユーキャンとカラリストスペース・ワムの資格認定講座を受講して取得しました。

  • カラーボトルを使うイメージが強いですが、私が学んだカラーセラピストではカラーセラピーを使わず、色を使った技法(カード、コラージュ、ロールプレイ等)を中心としたもので、意外と頭に入りやすい内容でした。

色の三属性(色相、彩度、明度)

色相(色み)
・色を特徴づけるもの
彩度(色の鮮やかさの度合い)
・色みが強いと彩度が高く、弱くすんでいると彩度が低い
有彩色…わずかでも彩度がある色
無彩色…白・灰・黒(これらの色には彩度が無い)
明度(色の明るさの度合い)
・有彩色と無彩色は、それぞれに明るい色と暗い色がある
・無彩色の中で、白は明るく(明度が高く)、黒は暗い(明度が低い)

武蔵野美術大学/造形ファイル/色の三属性

基本色彩語

主に我々人間が認知・判別しやすい色は以下の11色と言われており、文化人類学者のバーリンと、語学学者のケイが発表したものです。

・白(ホワイト)
・黒(ブラック)
・赤(レッド)
・黄(イエロー)
・緑(グリーン)
・青(ブルー)
・茶(ブラウン)
・紫(パープル)
・オレンジ
・ピンク
・グレー

基本的な色の定義というのは、取り扱う媒体や専門家によってバラバラですが、上記11色が一番馴染みがある分類でしょう。

色が及ぼす心理効果

暖色、寒色、中性色
暖色…暖かさを感じさせる色。主に赤、橙、黄色などが該当
寒色…寒さや冷たさを感じさせる色。主に青、青緑、青紫などが該当
中性色…暖色と寒色、どちらにも該当しない色。黄緑、緑、紫など

軽い色と重い色

明るい色(明度が高い色)は軽く暗い色(明度が低い)は重たく感じる。
・最も軽い色は白、最も重い色は黒

興奮色と沈静色
興奮色…興奮感を与える効果を持ち、主に暖色系で彩度が高い色が該当
沈静色…心理状態を落ち着かせる効果があり、主に寒色系で彩度が低い色が該当

柔らかい色と堅い色
暖色系で明度が高く、彩度が低い色は、柔らかく見え、寒色系で明度が低く、彩度が高い色は、堅く見える。

進出色と後退色
進出色…迫ってくるように見える色で、一般的に暖色系の色や明るい色だと進出して見える。
後退色…遠くにあるように見える色で、一般的に寒色系の色や暗い色が後退して見える。

膨張色と収縮色
・同じ大きさなのに大きく見える色と小さく見える色があり、大きく見える色を膨張色、小さく見える色を収縮色という。
膨張色…迫ってくるように感じる
収縮色は…遠くにあるように感じる
・膨張色は進出色と、収縮色は後退色とほぼ同じ属性の色になる。

伝つくラボ
色で感情が動く!?色が持つ心理効果と活用方法

また、色に対するイメージというのも取り扱う媒体や専門家によってバラバラです。これに関しては、またの機会に記事として書ければと思っています。

色の説明をすると、どうしても長くなってしまいます…(笑)
またの機会に、色に関する記事を別途書こうと思いますので、お楽しみに。

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