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車椅子を押してもらっていて苦痛なこと


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《車椅子になった経緯》


私は【脊髄小脳変性症】という難病です。

1982年から少しずつ症状が現れて徐々に悪化しました。
2013年9月14日の名古屋・大阪旅行を機に車椅子の外出に切り替えました。
(車椅子を使い始めて数日で、旅行しました


《快く車椅子を押して》


それから9ヶ月。

快く車椅子を押してくださる方が多いので、快適で感謝の連続の毎日です。

しかし!

ちょっと苦痛なことがあるので、お知らせしようと思います。


《苦痛なこと》

【車椅子を押してもらっていて苦痛なこと】

それは、私の場合は
【好きな場所で移動を中断しづらい】
ということです。

健常者のみなさんは、街を歩いていて、興味を引くものがあれば、
自分で歩みを停めて、それを眺めることが出来ます。

しかし、車椅子を押してもらっていると、押してくれている人に
【あ!
ちょっと止まってください。
ここで写真撮ります】
などと、イチイチ断らなくてはなりません。

移動している目的が観光だと、なおさらです。
沿道の景色や名所・石碑など写真を撮りたい場面がたくさんあります。
私は、普段乗らない乗り物だと、乗る前に写真を撮りたいのです。
(プチ撮り鉄)

でも、あまり頻繁に停めてもらうのは、わがままが多いような片身の狭い気持ちになります。


《なるべく自分で》


だから、私はなるべく車椅子を押してもらうのを断ることにしています。
好きな場所で誰にも遠慮せずに車椅子を停めて、写真を撮ったり景色を眺めたりしたいのです。
スナフキンのような
《ひとりが好きなタイプ》
なのです😊

段差があったり、スロープが急な場所だけ、通りすがりの人に頼んで車椅子を押してもらいます。
車椅子を押してくださる方の善意を踏みにじるようなことを書いているとお叱りを受けるかもしれません。


《主役は自分》

お手伝いしてくださるのはありがたいですが、

【主役は自分であって、
 お手伝いの人ではない】


ということを痛切に感じる毎日です。


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