見出し画像

今年の音楽活動のテーマ決めました。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

待ちに待った2025年がやってきました。新年を迎えると、新しいことが色々と出来そうなところが好きです。週明けの月曜も好きなのですが、気持ちがリセットできて、仕切り直しができるところが最高です。自分自身の能力は何ひとつ変わったわけでもないのに気分一つで変わるの面白いです。

元日にふらっと行った鴨川の前原海岸が気持ち良くて、新年早々リフレッシュできました。大好きな場所で年に何度か行きます。この写真ではわからないですが、海外っぽい気分が味わえる場所で、バチェラーハウスがある海岸でもあります(雰囲気がある)。
https://www.youtube.com/watch?v=AwQxhOCcMac

鴨川シーワールド隣にある前原海岸

さて、

去年30周年を迎えて、なんやかんやこんなに長く続けてこられたことに達成感が生まれました。ゲーム音楽も、CM音楽も、テレビ番組やアニメーションの音楽もたくさん作ってきたし、地上波連ドラの劇伴も驚くほど沢山やらせてもらって、大ヒット作はないけど、初めて会った人たちに「来世ちゃん観てましたよ」って言ってもらえるくらいの作品にはいくつか出会えました。

趣味ではじめた音楽、未だにろくに作曲の勉強してない僕なのに、実力以上想定以上の仕事いろいろやらせてもらえたので、仕事に関しては文句なしにいい人生になってます。運が良すぎます。奇跡です。もし仮に今この仕事をやめることになっても、30年続けたという実績が自信になり、「職業、作曲家でした」って堂々と誇れる気がします。のんびりと生活しながら、自分の自由時間も沢山ある、いろんな仕事もできてるというバランスも最高でした。

実は、この達成感のおかげで去年は抜け殻みたいになりました。仕事しないと生きていけないので、「どうやったら仕事が増えるか」「売り上げが作れるか」は常に考えてましたけど、22歳の頃からの長い仕事をやり遂げた後の放心状態で「次なにやったらいいかわかんない」「なんもしたくない」みたいな感じになってました。仕事探さないといけなかったのに動けなかったのは、この抜け殻も影響が大きかったです。40代になると、こういう状態になる人が多いそうです(ミドルクライシス)。僕の場合、いろんなジャンルの仕事やりすぎて、何やっても、どんな仕事来ても新鮮さがないみたいな。仕事にも飽きてきたり。30代、40代は活動範囲が広がったり、自分のステージがどんどんあがっていく感じが日々新鮮で楽しかったです。

そんな中、3ヶ月くらい前から新規クライアントが何社か増え、今までとはガラっと違うタイプの仕事がいくつも入ってきて、2025年が見えてきた頃、やっと前向きにいろいろ考えられるようになりました。「仕事や売上を増やすこと」みたいな経営方針ではなく、もっと根本的なことに関して考える事に前向きになれました。

今後、何をしていくと自分は幸せなのか?

こんな感じで30周年を迎え、大きな達成感を得ましたが、達成できてないことも沢山あります。例えば、「たくさんの人が知ってくれてる1曲を生む」とか「たくさんの人が知ってくれてる代表作に出会う」とか。まぁ、これは作曲で食べていく以上に難しいことです。音楽の実力があるだけではダメで運の要素も大きいです。とは言え、これに関しては、仕事し続けてたらチャンスはあると思ってます。質の高い作品が作れるスタッフと関わることが続けられたら可能性あると思ってます。タイミングがあえばどこかでハネる可能性はあります。それは今までのいくつかの小さな成功体験から感じる事です。魅力的な作品に呼ばれるには、誰かにとって自分が魅力的な存在にならないといけないです。「作品のために力を貸してほしい」って言われないといけないですけどね。

ヒット作ってのはハードルが高すぎるので、もっと現実的なところで達成できてないことを考えます。自分にはずっと大きなコンプレックスがあります。そして、これが後々、仕事する上で大きなネックになってくると思ってます。これを機に、そのコンプレックスの部分とちゃんと向き合おうと思いました。それは何かというと、、、

ここから先は

1,324字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?