第7回「怒首領蜂 大往生」
時折、虚空に向けて文章を書いている気分に陥る。
半分くらいは事実なのだが、認めたくはない自分もいる。
ボクが売文屋であることに変わりはない。
だからこそ、読まれない、売れない文章と言うのは無価値になる。
同時に、文章を書かないと死ぬ病気にも罹っている。
二律背反なんて難しい言葉もあるけれど、そう難しい矛盾を抱えているわけでもない。
売れてる文章書きはそれなりにズルく、賢くやっている。
絵描きにヘッダーを描いて貰うとか、SNSに張り付いて宣伝打ちまくったりだとか、耳障りのいい言