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『13日の金曜日』シリーズの「どれかを観なければいけない」罰ゲームを受けたらせめて『ジェイソンX』を選べ!

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皆さん、こんにちは。SF好きのヤシロです。

今日(2024.09.13)は13日の金曜日ですね。憂鬱ですねー。というのも、

私、カレンダーで13日の金曜日が来るたびにnoteでこのハナシをしてる気がしますが、

昔、カードゲームで負けた罰ゲームとして「今後、13日の金曜日が来るたびに、映画『13日の金曜日』シリーズのどれかを観なければいけない」というアホな誓いをしてしまったことがあるんです。

その誓いをいまだに守り続けている私、、、

皆さんの中にも、過去にそんな誓いをしてしまって、

「シリーズのどれをとってもきっとツマラナイのに、なんという愚かな誓いをしてしまったんだ!」

と、悩んでいる人もいるかもしれません(いや、いないか、、、w)。

万が一、そんな方がいたとしたら、経験者として語ります。諦めてはいけない!13金は、いつもキャンプ場で決まりきったことをしてるワケじゃない!たまーに趣向が変わるんだぞ!

といいつつ、『ジェイソンNYへ』のような、

「けっきょく、いつもどおりにキャンプ場で若者を殺しまくる展開で、最後にちょっとマンハッタンロケが入るだけじゃねーか!」というツッコミ待ちの危険な作品もあるので、このシリーズは恐ろしいのですが、

安心してください!

「ジェイソンがついに宇宙に行く!」という触れ込みで宣伝をしていた、第十作の『ジェイソンX』は、ちゃんと舞台が宇宙であるのみならず、

ハッキリ言って、

少なくとも私は、

この作品は、少しは、面白いと思っているw

いや、もちろん、

「ぜんぶツマラナイ」という前提でこのシリーズを観ていたら、なんとなんと、『ジェイソンX』は、かなりマシだった、、、という意味での、「少しは面白かった」ですが!

まあ聞いてください。

理由は三つ、あるんです。

理由その1:展開がサクサクと速くて気持ち良い

無駄な挿話は一切、はさまず、ジェイソンがさっさと出てきて、どんどん人を殺し、対抗するヒロインもどれだけ犠牲者が出ても、余計な感傷にふけるシーンなど入れずにジェイソンと正面から戦ってくれますw。この、割り切ったテンポの速さは、忙しい現代人に合っている。実に良いことだ。

理由その2:もはや笑わせにきてる

いちおう、ジャンルとしてはホラー映画なのですが、第十作となると、もはや作り手側もギャグに入り始めてます。ホラー映画の伝説的な巨匠、クローネンバーグ監督がゲスト出演して、さっさと串刺しにされて血を吐いて死んだり(クローネンバーグ巨匠!こんな映画に出て、何やってんですかw!)、ジェイソンを氷漬けにしようとしたヒロインがなぜか自分が氷漬けになったり(これ、普通、死ぬよね、、、何事もなかったかのように再生してくるけど)、ダウナーな笑いをしつこくしつこく、取りにきます、、、ウウム、しかし、なんてことだ、このユルーいツッコミ喚起ボケが続く展開、意外に私は嫌いじゃないw

理由その3:やる気のない日本語字幕がステキ

これはAmazonプライム仕様なのかもしれないが、日本語字幕に、まるで、やる気がない。キャラクターによる口調の出しわけなんかも、ぜんぜん考慮してない。一番すごいのは、途中で出てきた「未来の軍隊」がジェイソンの返り討ちで、軍曹一人を残して全滅したとき、それをモニターから見ていたヒロインのセリフの字幕が、

「あと軍曹だけ」

となってたり。おいおい、普通は、「あとは軍曹だけ」な?もう少し親切にやるなら「え!残りは軍曹だけ!?」とか、な?助詞とかを省いている、いい加減な感じの日本語字幕が、しかし、この映画のダウナーな雰囲気に合ってるんですよ。

いいですよー、実にいいですよー!そうこなくちゃねえ!

ここまでお笑いに方向転換してくれたなんてサービス精神だと素直に受け止めておきますよ!だいいち、このおかげで、本作は『13日の金曜日』シリーズの中では、「まあまあ最後まで見られなくもない」クオリティになっているw

特に、私のように、

「13日の金曜日シリーズのうち、どれか一本を観なければいけない!」という過去の罰ゲームに苦しんでいる人にとって、『ジェイソンX』は砂漠のオアシスのように感じられるハズだ!

もしあなたがそのような罰を背負っているなら、ぜひ、『ジェイソンX』あたりにうまく逃げ込んでください!

ただし、「お笑い路線なんかイヤだ!マジメにホラーをやってるジェイソンが見たいんだ!」という方は、逆に、オフザケがすぎてるこの『ジェイソンX』はぜったい避けなければならないw。まあ、そんな奇特な人は、もはや私も止めませんので、ぜひ、第一作から順番に観て、いろんな意味で、悶絶しちゃってください!



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