【英文のどこがおかしいか?】「英雄は刀(剣)を取りそのモンスターを一撃で退治した!」・・・と英語で言うには?私のダサい英文例とネイティブが勧めてくれた改善例
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?このマガジン2回目の記事となります。
このマガジンでは、「海外の方に英語で怖い話や不思議な話をストーリーテリングしたい!」「日本のホラーやファンタジー作品の魅力を伝えたい」という皆さんと、上手な英語での「語り方」を考えていきます。私ヤシロの失敗例をさらけ出して、皆さんのお役に立つtipsを増やしていきたいと思います。何卒よろしくお願いします🐰
さて、タイトルにも出した通り、
日本の古典怪談や昔話を語る時に使える話
あるいは西洋風のファンタジーにも使えちゃうかもしれない話です、
「彼は刀(剣)を取り、モンスターを一撃で倒した」
と、恰好よく表現して、オハナシをハッピーエンドに持ち込みたい時、英語でどう言えばいいのか、の事例を考えましょう。
というのは、例によって私、一度、この表現をやろうとしてやらかしたことがあるのです
何がいけないのかもう知ってしまった今となると、自分でももうお恥ずかしい限りの英文ですが、私がかつて使った表現は、以下のような文でした。
見ての通り、今回の事例は、厳密な間違いとはいえません。
ただ、ネイティブの方に、「なんかヘンだ」と言われ、せっかくの恰好いいシーンが台無しになりました。
「なんで変なの?」
「いや、なんとなくおかしい。スポーツやゲームでの速攻みたいな感じで、侍が格好良く、相手をやっつけているイメージが浮かばない」
「つまり・・・ダサい英文ってことっすね」
「Yes」
まぁ、そういわれてみると、「クイックアタック」って、なんか確かに緊張感のある戦いのシーンとしては微妙な気がしてきます。バレーボールでもやってんのかよ、な。
じゃあ、どうすればいいのか?
これは、表現の洗練の問題なので、「これ!」という正解はない話です。
決定的な正解はあり得ない話なので、先ほど話題に出たネイティブのお姉さんが勧めてくれた改善例をあげましょう。
端的に、これは「Deft」という語彙を知らないと、そもそも思いつかない表現ですね。はい、私も、この文を教わる以前までは知らない単語でした。
Deftという一語で、「てぎわよく」「すばやく」「巧みに」といった意味を出すことができます。言われてみると、日本語でいう「(侍などが)一撃で仕留めた!」というのは、「すばやいワザで器用に仕留めた」というのが伝えたいところなので、このDeftという言葉はよくなじみますね
かつ、「一撃」の翻訳として、「a」ではなく「one」を使って、「one deft move」(たった一度の手際よい動きで)としたのは、ネイティブでないとなかなか思いつかない翻訳かと思いました。
このことを知った私は、どうなったかというと、
侍が妖怪を一撃で退治する日本昔話にせよ、
西洋風のヒロイックなファンタジーのシーンを語るにせよ、
「刀(剣)をとり一撃必殺で敵を倒す」ときには、スナオにDeftと言いまくるようになったのでしたw
ぜひこれも、英語でのオハナシ語りのtipsに含めていただければと、紹介致しました次第です!
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