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「百物語スペシャル」に登場した怪談ぜんぶをひとつひとつ寸評してみた(『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第43回)

前回記事に引き続き、「百物語スペシャル」の各怪談に寸評を入れていきます!毎度ながら、◎、○、▲はあくまで私の主観、参考程度としてくださいませ!それでは、はじめましょう!

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第67話 狩野英孝さん

おぎやはぎの、やはぎさんのほうが遭遇したというハナシ。そんなに怖くはない、芸人さんたちの間の口伝による実話怪談というところ(▲)

第68話 高田のぞみさん

旅館に出現した隠し扉と、隠し階段のハナシ。それにしても階段を降りたらいったいなにがあったのだろう(○)。

第69話 上間月貴さん

「お前、いまヒマ?ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど」「いいっすよ」と安易に先輩についていったらとんだ目にあった。こんな手伝いはイヤだ(◎)!

第70話 吉田悠軌さん

ホテルの部屋から部屋へと連鎖していく恐怖(○)。

第71話 城谷歩さん

本当にヤバい怪談は殺傷能力を持つというハナシ。ある意味では、このシリーズで最恐のハナシかもしれない。「語ってはいけない怪談」というものがこの世にはあるのだ(◎)!

第72話 丸山政也さん

持ち帰ってホルマリン漬けにしたという前半の展開ですでにゾゾゾと(○)。

第73話 星川慶子さん

「食」を攻撃してくる心霊現象というのはちょっと新しい。こんなのに憑かれたらほんとにイヤだ(◎)。

第74話 正木信太朗さん

金沢行きの高速バスで起こった、とっても気味悪いハナシ。次に深夜の高速バスに乗る時にこれを思い出すとコワくなりそう(○)。

第75話 上野健さん

元凶となったカカシジジイについてはついに正体不明のまま(○)。

第76話 せきぐちあいみさん

ボルヘスやコルタサルといったラテンアメリカ幻想作家が喜びそうな、夢と現実混淆のハナシ。これは面白かった!(◎)

第77話 吉田悠軌さん

「今日は100年に一度のお祭りだ、ワーイワーイ!」・・・って、ツッコミどころ満載なハワイからのオミヤゲ怪談(○)。

第78話 城谷歩さん

「怪談」というものの存在意義に迫るような深いハナシ(◎)

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なんといっても第78話が印象深かった。幽霊達も、自分たちのことを思い出してくれる「怪談」が、人間界で流行してくれることを、喜んでくれている、ということなのでしょうか?!

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