見出し画像

「百物語スペシャル」に登場した怪談ぜんぶをひとつひとつ寸評してみた(『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第42回)

前回記事(↓)に引き続き、「百物語スペシャル」の各怪談に寸評を入れていきます!

例によって、◎、○、▲はあくまで私の主観、参考程度としてくださいませ!

===

第55話 宇津呂鹿太郎さん

確率論的にもそんなに街中で連呼されるのはおかしい「トキタカ」名前が連呼された事件(○)。『世にも奇妙な物語』にありそう、と思った。

第56話 今仁英輔さん

お寺で仕事をしていると不思議なこともしばしばあるのだ、というハナシ。怖くはないです。江戸時代の市井の耳袋を思わせるような、のんびりしたハナシ(○)。

第57話 せきぐちあいみさん

エレベーターは怖いことがよく起こるのですよね。でも、このハナシ、ちょっとわかりにくかった、、、二回目聞いてやっと、どこが怖かったのか理解できたw(▲)

第58話 高田のぞみさん

深夜になり、そろそろ疲れてきたのか高田さん?わかりにくく、なんともコメントしづらい怪談にw。うーむ、やむなく、ノーコメントで(▲)。

第59話 吉田悠軌さん

これはもうユーモア怪談でしょ?!これ本当のハナシなの?オチがウソくさい。でもまあいいや、めっちゃくちゃ面白かったから!吉田会長のことがますます好きになりました。このいかがわしさも含めてこの人の芸ですね(◎◎◎)!

第60話 城谷歩さん

吉田会長のふざけた怪談のあとを受けて、ちゃんと怖いハナシに戻した城谷さんの技量に感服(◎)

第61話 丸山政也さん

やだこれ後味わるすぎる・・・(○)

第62話 正木信太朗さん

ししおどし(○)。

第63話 上野健さん

沖縄のユタ(霊媒師)は現代でも頼りになるのだ、と感心した(○)。

第64話 今仁英輔さん

そのキツネさんはきっとお稲荷様だったのですかね。めちゃくちゃいいハナシ!言われてみれば、民話では悪役が多いキツネですが、現代実話怪談では善玉で出てくることが多いかもですね(◎)

第65話 糸柳寿昭さん

なんだったのでしょう?幽霊?臨死体験?それとも時空間が歪んでしばらく異次元につながってた?いずれにせよ車はまだ見つかっていないのですかね、、、(◎)。

第66話 せきぐちあいみさん

これはまさに実話怪談ならではのリアルさですね。そんなことのある学校も、もしかしたら、どこかに現実に、あるのかもしれない(◎)。

===

今回すごかった怪談師さんは、またしても吉田悠軌さん!深夜になって少しみんな疲れてきている雰囲気を一変させる、モチネタの広さを見せてくれたのでした。

↑吉田さんはこのようなとても立派な本も書いている人ですが、今回のようなアバンギャルド(?)な怪談もぶっこんでくることもあり、とても引き出しが多い、なんとも底知れない方でありんす。

▼前の記事はコチラ

▼次の記事はコチラ▼


いいなと思ったら応援しよう!