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「SFホラー映画を使ってTOEICの練習をしよう!」PART7練習問題「銃砲店で買い物をするターミネーターと店員のスクリプト」

※本記事内の参考文献URLおよび参考DVDのURLにはAmazonアフィリエイトリンクを貼らせて頂いております旨、あらかじめご了承ください。

皆さん、こんにちは!ヤシロと申します!この記事は、以下のシリーズの一環となります。今回はSFホラー映画の名作の会話シーンを使って、特に英文読解問題にチャレンジしましょう!

「またこのシリーズか。。。SFホラーを使ってTOEICのスコアアップを目指しましょう、という。。。たまーにあんた、これ、やるよね」

「スキ数が荒稼ぎできるネタではないのですが、どうも、このシリーズを楽しみにしているフォロワーさんが一定数いる様子なのですw。だとすれば私としても、そんなありがたいフォロワーさん達のためには、不定期アップのシリーズとなってしまってる感は否めないとしても、とにかく頑張ってネタを集め、継続するしかない!

「それはいいんだけど・・・そもそも今日のこのイラストは何?!」

「実は今回は少し趣向を変えて、SF名作映画に実際に登場した会話シーンを参照して、お買い物のシチュエーションの会話例を読解してみましょう、という記事にしようと思うんです。題材としては、かの有名作、『ターミネーター』第一作を選びましたよ!」


「ちょ・・・ちょっと待て!こ・・・このイラストのシーンは、まさかの・・・おマヌケな銃砲店員の〇亡シーン・・・?!

「実際に皆さんも、アメリカに行ったら、英語で武器を購入することもあると思うんですよ」

「ねえよ」

「その時にきっと役立つ実践英語を勉強しよう、というわけです!ではさっそく、このシーンの対話を見ていきましょう!なお、『ターミネーター』のビデオを持っている方でしたら、映画開始14:00くらいから始まる銃砲店のシーンを再生して、実際の英語の発音にも触れてみてくださいね!


▼以下、対話スクリプト▼

The 1 2-gauge auto-loader. 

That's ltalian. you can go pump or auto. 

The 45 long slide with laser sighting. 

These are new. We just got them in. That's a good gun. 

The beam comes on - you put the red dot where you want the bullet to go. 

you can't miss. 

- Anything else? - Plasma rifle in the 40-watt range. 

Hey, just what you see, pal. 

The Uzi nine millimetre. 

you know your weapons, buddy. 

Any one of these is ideal for home defence. 

So which will it be? 

- All. - I may close early today. 

It's a 1 5-day wait on the handguns, but the rifles you can take now. 

- you can't do that. - Wrong. 

▼日本語訳(ご参考)▼

ターミネーター「12ゲージのオートローダーを」
店員「イタリア製です。ポンプ式にも自動式にもなる優れ物ですぜ」
ターミネーター「レーザー照準つきのロングスライドを」
店員「新製品です!入荷したばかりなんですよ!これはよい銃でしてね!赤いレーザービームのドットが標的に向かって照射されます。これなら弾丸を外すことはありえません。他には?」
ターミネーター「40ワットのプラズマライフルを」
店員「見えるものだけにしてくださいよ、旦那!(Hey, just what you see, pal.)」
ターミネーター「ウズィの9mmを」
店員「とても銃に詳しいですな、旦那!これらのうちどれをとってもお家のセキュリティも万全だ(Any one of these is ideal for home defence.)!さて、どれになさいます?」
ターミネーター「ぜんぶだ」
店員「今日はさっさと閉店にしないとなあ!( I may close early today.)銃の登録には五日ほどかかりますが、ライフルはもう持ち帰っていただいて結構です。、、、あ!それはだめですよ?(you can't do that)」
ターミネーター「wrong!」
店員「アーーーッ!」

「それでは問題を出していきますよ!英文をよーく読んで、答えてね!」

【Q1】なぜこの店員はいきなり’Hey, just what you see, pal.’(見えるものだけにしてください旦那)と言ったのでしょうか?以下から選んでください。


1:
この店員には普通の人には見えないモノを見る能力があるから
2:
この店はプラズマライフルを入荷してないから
3:
先ほどのレーザー照準銃の使い方で言い忘れたことがあったから

「・・・・・」

「ほら、何してるのさ?早く答えて」

「え!?これ、私が答える企画なの!?あ、、、そうなんだ、、、へえ、、、ふうん、、、めんどくさ、、、まあいいや、、、ええと、、、’Hey, just what you see, pal.’って言ってるんだよね?」

「うん、そうだよ」

「つまり、これは、『いまこのお店の中にあるものの中から選んでくださいよ旦那』って感じのことを言ってるのよねきっと、、、ということは、、、ああわかった。2が正解ね。『プラズマライフルは入荷してないんですスイマセン』ってことを、遠回しに言ってるのね

「そう。ところが面白いことに、ターミネーターはロボットだから、この just what you see,をコトバの通りに受け止めて、ぐるりと店内を見回してから、ウズィがあるのに気づいて、次はそれを注文してるわけだ」

「あー!ほんとだ!このセリフのあと、ターミネーターはぐるりと店内を見回してるね!そっか、店員が冗談めかして、『スイマセン、いま店の中にあるものから選んでくださいよー』って言ったのを、ロボットだから文字通りに受け止めて、店内にある商品を再チェックしてから、別の銃を選び始めたのね。へえ、この映画、意外と演出の芸が細かい!!」

「さあ、では、第二問いきますよ!」

【Q2】店員のセリフ’Any one of these is ideal for home defence.’の中の’these’は何を指しているのでしょうか?以下から選んでください

1:サラコナーとジョンコナー
2:警察署の方々
3:レーザー照準銃やウズィ9mm

「ひどい問題ね、、、3に決まってるでしょ!」

「まあ問題の作り方が悪かったかな、、、でも、この英文、なかなかクセモノと思わない?」

「まあたしかに、ぱっと聞くと、何の話なのかわかりにくいセリフね。’Any one of these is ideal for home defence.’かあ。theseってのは、ターミネーターがここまでのやり取りで指名した、12ゲージオートとか、レーザー照準銃とか、ウズィ9mmのことよね?『お客さんはお目が高いね。この三つなら、どれを購入してくれても、お家のセキュリティにバッチリですよ!で、どれを買ってくれるんですか?』って感じのことを言ってるのね、、、ん?んんー!?」

「あ!もしかして、このセリフのツッコミどころに気づいてくれました?」

「うん、、、字幕版で鑑賞してたら、この店員のセリフの微妙なツッコミどころに気づかなかったわ。この店員、こんなムキムキで、鋲の入ったコートを着た、殺気満々なターミネーターが、機関銃やらライフルやらを目の前で注文しているのを、ホームセキュリティ用の買い物に来た客だと思ってんの?!ウズィの9mmよこせとかマニアックなことを言ってくる客なのに?『お家のセキュリティはこれで万全ですよ!』って、、、どー見てもそんな客じゃねーだろw」

「あるいは、どんなヤバそうな客が来ても、『お家のセキュリティのための買い物ですよね?そーですよね?』と誘導して、ウズィやら機関銃やらの重火器を平気で売りつける悪どい店員っていう設定なのかもしれないね」

「なるほど、、、さりげないシーンに見えて、意外と深いな、この銃砲店のシーン、、、」

【Q3】なぜ店員は突然「今日はさっさと閉店にしないとなあ!( I may close early today.)」と叫んだのでしょう?店員の気持ちにいちばん適しているものを以下から選んでください

1:「この客はきっとターミネーターだ!さっさと追い出して閉店にしないとオレ自身も危ないな!」
2:「こいつたぶんこれから警察署を襲撃したり色々やらかすぜ?今夜は見ものだから閉店して見物としゃれこむか!」
3:「え?さっき見せたライフルとかレーザー照準銃とかウズィとか、ぜんぶお買い上げ頂けるの?やったー!いい客だぜ!今日はボロ儲けだ!」

「3、、、でしょうね、きっと、、、」

「ええ。3でしょうね、、、」

「どう見ても金を払う気のない客だろw。ああ、この店員、すでにフラグが立ちまくってるのよね、、、バカだねえ、、、」

【Q4】ターミネーターはなぜ「wrong!」と言ったのですか?

「あー、、、もう面倒だから、いちいち選択肢つくらなくていいよw。これは明確だものね。店員が『あ!店内で銃に実弾をこめちゃダメでしょー?』(you can't do that)と言っているのに対して、”wrong”って返してるのね

「you can’t do thatに対してwrongと返事してるのだから、直訳すると『間違いだ』ですけど、このシーンでのターミネーターのニュアンスとしては『うるせえ』とか訳すとしっくりする感じだね。ただ、あえてここでwrongと返事する、少し杓子定規すぎて場違いなセリフ回しの感じが、ロボットの言いそうなことって感じを出してる、とも言える」

「ここにて、このオマヌケな店員は、ご愁傷様、、、というシーンね」

「あ、、、ところで今、この記事のためにこのシーンを繰り返し再生してたら、すっごくどーでもいいようで、映画ファンとしては、すっごく気になることに気づいちゃった」

「え?なあに?」

「この店員役、もしかして、『グレムリン』で除雪車に追い回されてヤラれるモブ犠牲者のおっさんと、同じ俳優じゃない?」

「え?マジで?、、、あーほんとだ!たしかに同じ俳優だwww。こんなモブ役で意外な同一人物の発見www。でもたしかに、ほんっとに、どーでもいい気づきだw」

まとめ

「映画ターミネーターのワンシーンを切り取ってのTOEICの練習問題、いかがでしたか?」

「映画の細かいセリフの分析として、映画レビュー的な意味では、意外に面白いこともあったかなあ?ただし、、、ヒトコトだけ、いいかな?

「なんでしょうか?」

「今回の記事、あなたのこれまでの『SFホラーを使ってTOEICの勉強をしましょうシリーズ』の中でも、突出して、TOEICの実践には役に立たない内容に仕上がっちゃってない?」

「アーーーッ!」

▼本シリーズの前回記事はコチラ▼

※また、準備ができたら、このシリーズの続編も公開します!次回こそは、いくらなんでも、もう少しは、ほんとにTOEICの勉強にもなる内容を目指すぞ、、、!皆様、今後とも引き続き何卒、よろしくお願いします!


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