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SF映画レビュー:『エイリアンVSアバター』とはどのような映画か!?

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記事にある通り、SF映画レビューをやります。

記事にある『エイリアンVSアバター』とは何かと言いますと、

「勝手に戦え!」

という、

売る側のほうから「観なくていいZ級映画だ」と公言してくれているような、投げっぱなしなキャッチコピーで、

ほんの一部の映画ファンの間で、ほんの少し、話題になった、ような気もする映画です。中身とは関係なく、この面白なキャッチコピーのせいで。

キャッチコピーは目に留まるものの、中身を見た人は少ない映画じゃないかな?私ですか?もちろん、SFならばZ級までなるべく逃したくない性向の私は観ましたよ?せっかくなので感想レビューを、やりますね?

まず申し上げておきたいのは、

ジャケットに描かれているクリーチャーも、青塗りのおねーさんも、あの「エイリアン」、あの「アバター」とは何の関係もありません。

たんに、こういう形状の宇宙人二体が、地球のキャンプ場にやってきて、戦います。

そうです。

書き間違えじゃありません。

キャンプ場です。

当然の如く、キャンプ場にやってきた、露出多めなお姉さん・お兄さんたちが、次々とこの宇宙人どうしの戦いの巻き添えを喰らい、殺されていきます。

でも、全体的に、キャンプ場の中で戦っているだけで、物語もキャンプ場にてこの戦いに巻き込まれた若者たちの脱出劇という、

かなり小さい世界の話です。

「勝手に戦え」とは、よく言ったものです。

だかしかし!

こんな映画にも、美点があるのだから、

ダメ映画界隈は、あなどれない!

はっきりいいましょう、

この映画の、感心するところ、

それは、、、音楽なのです!

オープニングから、いきなり、

無駄にズダダダ、ズダダダ、と勇壮なドラムの音楽!

キャンプ場で流れる、無駄にキラキラ、キラキラとしたテクノ!

そして、ホラーシーンで流れる、

『エクソシスト』のテーマ曲に異常によく似ているBGM!

その他、音楽担当だけが異常に気合を入れており、勇壮な「大作っぽい」オリジナル曲をたくさん作って、続々と投入してくる、そのミスマッチ感が、もう、たまらない!!

どうしたんだ?音楽担当?

開き直って、堂々たる「大作」っぽい音楽をつけることを恥ずかしがらずにガンガン押し出す方針か?いいですよー!嫌いじゃないですよ?

私が、この作品から学んだこと。

「Z級映画だからって手を抜かないほうがよい!あえて『超大作』っぽい音楽やロゴを使い、堂々と押し出せば、それだけで、なかなか笑いがとれる!」ということ。

少なくとも私は、この「無駄に勇壮な」サントラのおかげで、けっこう楽しめた映画になったのでした。

あ、これだけ言っておいてナンですが、よほどの物好きでもないなら、この映画、時間の無駄になるので、観なくてよいですよ?よほどな物好きさんだけ、チャレンジしてみてくださいね!悪しからず、、、。


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