![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34493675/rectangle_large_type_2_5ea84db6ad5a88e9f26026b45d11952c.jpeg?width=1200)
【自己紹介を兼ねて】ラフカディオ・ハーンが日本のオバケに辿り着いたように私はアメリカ大陸のオバケに辿り着いた
『怪談』で有名なラフカディオ・ハーンは、実はアイルランド出身(※注1)
私もこの作家が大好きで、島根県松江市の小泉八雲関連スポットがお気に入りの旅行先です!
なぜ好きなのか。ひとつ、気づいたことがあります。
ラフカディオ・ハーンは、アイルランドという「オバケや妖精の昔話が豊富な土地」に生まれながら、そこにうまく馴染めず、生涯を旅に費やし、
最後に「日本という、アイルランドとは別のスタイルの昔話の宝庫」に辿り着き、気に入って居ついてしまった
私は私で、「日本というオバケや妖怪の昔話が豊富な土地」に生まれながら、、、私の場合は馴染めてないつもりはないですがw、、、「何かもっと別のスタイル!」が欲しくて、
いろいろさまよっているうちに中南米の昔話やフォルクローレにハマった
どうも人間、自分が生まれた国の文化にはどうしても点が辛くなり、
そういう状態で中年期くらいになってから地球と正反対くらいの遠い国に「自分の国とは違う斬新さ!」を感じると、すっかりハマってしまうことがあるようです。
たとえ神話伝説などといった「虚学」がきっかけとはいえ、
それでスペイン語も勉強するようになり、当の対象の国に知人や友人が増えてきていることは、海外交流のあり方として悪いことではない筈
そしてこの話の大事な点は、
ラフカディオ・ハーンも私も、「オバケ」や「妖怪」の話に惹かれた。これもまた「文化人類学的な関心」といえばカッコいいが、現実の政治とか経済とかに飽きてきた中年の傾向かもしれないw
むろん、ラフカディオ・ハーンは、そんな生き方から文学史に残る芸術作品を書き続けた。私はこの生き方に行き着けないものの、なんらかの部分でもいい、似たような生き方をしていきたいと思っています。
なにせ異文化を理解する上で、「その文化の人たちが何を怖がり何を不思議がり何を奇跡と信じてきたか」を切り口にするのは、話題も広がり楽しいことなわけですから!
(※注1:ちなみに、話を簡単にするためにラフカディオ・ハーンを「アイルランド出身」といいましたが、母型はギリシア人であったり実情はめちゃくちゃ複雑です。この話はまた別の機会に)
(※↓今回の関連記事)