「主人公が死ぬよりも恐ろしい目に遭うホラー映画」ですか?あー、、、私が思いつくのはあのスペイン映画ですな
noteには当然、フォローしているノーターの方の記事の中での「私へのオススメ記事」のレコメンド機能がありまして、
私に対しては適格なことに、
ホラー
SF
IT系
哲学
の優良記事があるとバンバン上位表示してくれています。
というわけで、私がフォローしている方の中で、ホラーやSFのネタをよく書く方は、私、けっこう読んでおりますよw。特に人のホラー映画のオススメ記事を読むのは楽しいですね。
ところで、本日、
そんな記事の中に、面白いテーマがありました。
「ホラー映画といっても、いろいろあるが、主人公が『死ぬ』よりも恐ろしい目に遭うホラーっていったら、皆さんはどんなものを思い出しますか?」というもの。
かつ、その方は、
『ムカデ人間』のように、イヤな生き物(?)に改造される系統や、
主人公が、簡単に死ねない拷問を受ける映画をいくつか挙げておりました。
なるほど!そりゃ、たしかに、ムカデ人間に改造されるのも、長々と拷問されるのも、『死ぬ』よりも恐ろしいホラーかもしれませんね。
ただ、私の場合、「自分だったら、この主人公の運命はぜったいにイヤだ!この主人公と同じ目に合うなら映画が始まった一秒後に自分から死んだほうがマシだ!」というほど、オチを見て究極の絶望を感じた映画が、別にありますよ!
そしてこの映画のオチは、ムカデ人間に改造されることや、拷問も、「まだこれよりはマシ」と思うレベルだった!
あれですよ!
あれ!
あのスペイン映画です!
わかる人いますかね?
はい、、、ただいま、Amazonリンクなのは恐縮ですが、DVDジャケット引用しますね?こいつです!
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あまり語るとネタバレになってしまうから詳細は語りませんが(以下で、ほんのちょっとだけ内容に触れますので「そんな些細なネタバレでも、いかなるネタバレでもイヤだ!」という方はここで離脱ください)、
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いやあ、ちょっとだけ、
あのオチに触れさせて頂くなら、
人によるかもしれんが、私の場合、「自分が拷問されたり苦しんだりするよりも、自分が知らぬ間におそろしい事件の加害者になってしまう(しかも被害者は自分が愛していた相手)」ことのほうを恐れる人なので、この映画はイヤだった。しかもおぞましいことには、オープニングあの孤児院跡に引っ越した時点で、おそろしい運命の歯車はすでに回っていた点ですw。どう考えても、引っ越した時点で詰んでるんだな、、、
ところが、この映画のいちばんイヤらしいところは、
サイトによっては「ホラー」ではなくて「ダークファンタジー」と紹介されていることです。そうかねw?!ガチのホラーと思うたけどな。。。ただ、最後のヒロインの態度は解釈によっては(彼女の中では)ハッピーエンドとも取れるので、この映画は解釈が難しいのですが。
ま、でも、この映画、
制作が、かの、「煮ても焼いても食えない残酷なダークファンタジー」たる『パンズラビリンス』のギレルモ・デル・トロだといえば、「おお、、、ダークファンタジーっていっても、そういう路線か、、、またパンズラビリンスみたいに鬱に叩き込まれる系の映画か、、、」と覚悟を決める方は多いかも知れず、、、
だとすれば、まさに、はい、、、『パンズラビリンス』に打ちのめされた人はまたしても打ちのめされるだろう、ギレルモ・ワールドです。
ああ、思い出しただけでも辛い。人によるかもしれんが、私はこの系統の「鬱オチ」こそ、どんな拷問系ホラーよりもイヤだw。しかし、美術やデザインが美しいから、思わずのめり込んで観てしまう完成度の高い映画。さすがはデル・トロ師匠、こういう映画のプロデューサーに入ると、もはや「デル・トロ無双」である。よくもまあ、こんなに観た人に「美しい」と思わせつつ「絶望」を叩きつけるオチを思いつくもんだw