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TOEICパート7攻略方法を見つけたのでさっそくSFホラー映画『デッドリースポーン』のあらすじ読解に適用してみた!

「皆さんこんにちは。SFホラーが大好きなヤシロです。このところ私のnoteではすっかり『SFホラーのネタを使って楽しく、しかし、本気でTOEICのスコアアップを狙います!』と銘打ち英語勉強の話を増やしております」

「まあ、何であれ、どーしようもない空想科学なハナシばかりしていたヤシロ君がマジメに英語を勉強をしてくれているのは私は嬉しいよ。で、今回はどんな勉強なの?」

「よい本を見つけたので、これを教材に、TOEICのパート7、読解問題の攻略法を考えたいと思うんです!(以下、参考文献です、Amazonへのアフィリエイトリンクになっております旨はご了承ください)」

「『全部読んでスコアを稼ぐ』ってのは惹かれるタイトルね。TOEICのパート7てしばしば、時間が足りなくなってきて、焦ってきちゃうパートだもん。それを『全部読む』ってことは、英文速読の本かな?

「とはいえ無理くりな速読法ではなくて、キチンと丁寧に内容を追いながら、それでいて時間切れにもならない英文リーディング方法というものを伝授してくれます。この本の中では、スラッシュリーディングという名前がつけられてるメソッドです」

「スラッシュリーディング?」

「詳しくはこの本を読んでほしいのですけど、簡単に説明すると、、、」

「大学入試英語でも、『前置詞の前に区切りマークとしてスラッシュを入れる』『接続詞の前にもスラッシュを入れる』『関係詞の前にもスラッシュを入れる』と、英文の節や句の切れ目ごとにスラッシュを入れて、文の構造を理解しながら読む、みたいなやり方がありますよね?TOEICでは問題用紙にカキコミができないので、あのメソッドはそのまま使えないけど、要領はあれと同じで、『前置詞の前にはスラッシュがあると思い浮かべる』『接続詞の前にもスラッシュがあると思い浮かべる』・・・と、頭の中で英文の意味の切れ目ごとに区切りマークを入れて、効率よく英文を読んでいく、その練習を普段からしておく、というものです」

「問題用紙にカキコミしなくても、頭の中で自然と文構造の切れ目切れ目で呼吸をつけるように慣れておくってことね?普段から、そのやり方で英文を読むクセをつけておくことが大事そうね」

「私もそう思うので、さっそく、このメソッドで英文を読む練習をしてみようと、1983年のSFホラー映画『デッドリースポーン』のWikipediaのあらすじ紹介部分を使って、このメソッドを試してみました!」

「は?え?どうして?なんで?なぜ『デッドリースポーン』のあらすじで練習するの??」

「というのもですね、本国アメリカではカルト的な人気を誇るこの映画、日本ではどうもイマイチ認知されていないようで、日本語でこの映画をちゃんと紹介してるサイトが少ないんですよ!この映画のことを知りたい人は英語圏の映画オタクの情報サイトにいかなければいけない状況につき、デッドリースポーンの英語をぜひ練習台にと、、、」

「ビジネス文書とかe-mailとか新聞記事とかを練習台に使わないと、TOEICの練習にならないでしょーーッ!?」

「今回、分析したい英文はコチラです!」

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The film's plot centers on an meteor that lands on Earth, which unleashes a carnivorous alien that finds refuge in the basement of a house.

「お、、、おう。た、、、たしかに、微妙に構文として掴みにくい、、、」

「でしょ?きっと、唐突にcenters on meteor(「隕石の中心??」)と出てくるのが違和感あるんでしょ?『ん?この文の主部と述部はどこからどこまで?』って。ところが、スラッシュリーディングのメソッドを使って、接続詞や前置詞や関係詞の前にスラッシュマークを入れていけば、ほら、このとおり!!」

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The film's plot / centers / on a meteor / that lands / on Earth, /which unleashes/ a carnivorous alien/ that finds/ refuge /in the basement / of a house.

「あ?なあんだ、ただの第一文型、SV構文なのね?」

「そうです。実はこの文の骨格は、”The film's plot / centers “、つまり『この映画のプロットは / 以下を中心にしてる』と言ってるだけなんです。Centerはここでは動詞として使われています。『主語が以下を中心にする』とか『主語が以下に重きをおく』とかいった自動詞ですね。そのあとのon meteor (隕石の上)と、このcenterは、ぜんぜん関係がないんです」

「よく考えたら、『隕石の中心』という意味なら、the center of the meteor とか、名詞句になってるはずだもんね。ここのcenterは『隕石の中心』のことじゃなくて、『この映画のプロットは、隕石に乗ってやってきたエイリアンの話を、中心としている』と言ってるのね。よく見たらわかったけど、なるほど、初見の時は、『あれ?述語動詞はどこ?』と混乱したわ」

「centerという、ふだんは名詞として使われている言葉が、自動詞として使われているので一瞬混乱する文でしょう?そんな初見殺し英文をぱぱっと速読するのに、スラッシュリーディング、使えそうでしょ?」

「このあとはスラッシュの区切りごとに、意味をまとめていけばいいのね?やってみる」

The film's plot / centers / on a meteor / that lands / on Earth, /which unleashes/ a carnivorous alien/ that finds/ refuge /in the basement / of a house.

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「この映画のプロットは/地球に/降り立った/隕石から/解き放たれた/人喰いエイリアンが/隠れ家として/ある家の/地下室に/巣食う/という話を中心としている」

「できた、、、ぐぬぬぬ、こんな練習台で悔しいけど、なるほど、関係詞や前置詞ごとに一息入れながら読んでいくと、たしかに構文がつかみやすくて、途中で『主語はどれ?述語はどれ?』とパニクらないわね、、、」

「ついでにぜひ、carnivorous alien(肉食エイリアン)なんて言葉も覚えておきたいもんだよね?」

「んな単語TOEICには出ないでしょっ!」

「デッドリースポーンはアメリカではフィギュアが出てるほどカルト的人気の高いB級SFホラー作品なんだ」

「あなた、微妙に学生の時から英語は得意だったけど、せっかくのその英語能力を、こういう日本では手に入りにくいバカ映画を輸入盤で視聴することに、無駄遣いして生きてたのね、、、?」

「実は、今回、この記事のためにデッドリースポーンのことを調べてて、私自身も驚いた重大情報が!」

「なあに?」

「なんと!1990年代に、本国アメリカでは、『デッドリスポーン2:メタモルフォシス・エイリアンファクター』なる続編が作られていた!」

「どーでもいーよ!」

「ちなみに、なぜか『デッドリースポーン3』なる邦題の映画が存在するが、これはデッドリースポーンと製作者が同じだから日本でこういうタイトルになっただけで、実はデッドリースポーンシリーズとは何の関係もないらしい!」

「ぜったいつまんないに決まってるでしょそんな邦題の映画!そんな映画にワタシを誘わず、観たいんなら一人で観なさい!」


※ちなみに、この記事ではあっさりと紹介しましたが、実際のスラッシュリーディングというのはもっと細かいテクニックがいろいろあります。興味ある方はぜひ、以下の参考文献を見てみてくださいね(リンクはAmazonアフィリエイトを貼らせてもらっております旨、ご了承下さい)

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