【雑記】政治宣伝と表現
天野善孝の首相イラストを見た。
政権と有名アーティストの接近に批判もあるようだが、あまりに本人へつながる特徴がないイラストなので「逆に政権批判なのでは?」という気がしてくる。
ブックオフのCMを見た。
これがテレビで流れているのを見てかなり驚いたのだが、あまり話題になっていないようだ。ソ連のプロパガンダを模して相手を批判するイラストも見たが、こういった政治宣伝のパロディを肯定的に使うというのは、あたらしい表現だと思う。
「共産趣味」のような「政治性を”わかったうえで”娯楽として消費する」というものとは違い、政治宣伝の本来の意味が失われたりぼかされたりして、ポップカルチャーと接近することへの抵抗がなくなっていくことで、あたらしい表現が生まれて受け入れられていくということが起こってくるような気がする。
それが望ましいことかどうかはわからないが。
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