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【雑記】消えゆく書店

  「もっこり半兵衛」3巻が発売されていたので買った。

 なんと3巻は電子書籍のみでの販売だそうだ。最近は「新刊は電子書籍で」というパターンが増えてきたが、出版不況なのかというと一概にそういうわけではないらしい。

講談社は21日、2018年11月期の単独決算を発表した。純利益は前の期比64%増の28億円、売上高は同2%増の1204億円だった。紙の雑誌や書籍の販売実績は前年を下回ったものの、漫画を中心に電子書籍が好調に推移したほか、インターネットの広告収入も伸び、利益を押し上げた。紙の不振をデジタルで補う構図が一段と鮮明になっている。

 出版業界は不況といわれて久しいが、実は紙の本やその周辺の印刷や流通といった業界が不振なだけなのかもしれない。

 かくいうわたしも最近は雑誌もマンガも電子書籍で買うことが多くなってきた。電子書籍はわざわざ本屋に行って探す必要がないし、どんなに買っても家のスペースを圧迫しない。しかもスマホがあればどこでも読めるし、荷物にもならない。便利である。

 電子書籍へ移行しているのはわたしだけではないのだろう。このまま紙の本を買う人が減っていき、今後は紙の本や書店はなくなってしまうのだろう。地方では顕著だった書店の消滅がこれからは都市部でも進んでいくことは間違いない。

  今後も新刊は電子書籍のみでの販売という流れは変わらないんだろうけど、紙の本しか流通していなければ出版されない本もあるわけで、消費者にとっても悪いことばかりではない。クリエイターの側も作品を発表できる可能性は広がっているといえる。「もっこり半兵衛」も電子書籍で4巻以降があるっぽいし。

 書店がなくなっていくのは悲しい人は通えるうちに通ってください。

 そして「もっこり半兵衛」を読んでください。面白いから。

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