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【雑記】オリンピックのチケット、安すぎ!

 オリンピック開会式のチケットの最高額は30万だそうだ。

 30万円って……安いな!

 いや、「安い」というのは、「自分は買える」とか「この値段なら欲しい」とかではない。もっと高く売ることができるだろうということだ

 前に1900万円の腕時計について書いたが、オリンピック開会式のチケットも同じである。
 オリンピックの開会式はテレビで生放送されるだろうし、会場だからよく見えるということはない(逆に見にくいのでは)。にもかかわらずチケットが欲しい人というのは、開会式を現地で見るという体験に価値があると考えているのだろう。

 オリンピック開会式のチケットは経験という意味に価値をつけたもので、適正価格というものはなく30万円だろうが100万円だろうが、価値があると思えば買うのである。もっと言えば、高いこと自体に意味があるという消費もあるのだから、高ければ高いほど買いたいという人もいるだろう。

お金持ちに金を使わせよう

 イベントチケットは基本言い値での販売になると思うが、オリンピックと普通のイベントとの違いに購買層の厚さがある
 イベントのチケットの値段は、高すぎると買ってもらえないので、購買層に合わせた適正な価値に均されていくわけだが、オリンピックは違う。
 多くの人が価値を見出す希少なイベントで、かつその価値も周知されていて、しかも購買層には高い所得の人も期待できる。
 つまり、オリンピックのチケットはどんなに高くても買う人がいることが期待できるのだ。

 むしろ、こういった価値が周知されていて高値をつけることができるイベントでは、積極的に高額のチケットを作るべきである。
 たとえばオリンピック開会式の高額チケットが1000万円だったとしたら、どういった人が買うのか想像してみてほしい。

 ZOZO前澤氏のような経営者が来るのではないか。モデルやタレントが呼ばれてくるかもしれない。あるいはHIKAKINのようなYouTuberが来て開会式を実況するかもしれない。日本中のお金持ちたちが、こぞってお金を使いに来ることが期待できると思うのだが、どうだろう。

 オリンピックは、お金持ちが気持ちよくお金を使える機会となるだろう。だからこそ最高額チケットの金額設定は、庶民のギリギリ届きそうな所にするべきではなく、お金持ちにお金を使わせることを考えて高めに設定してもいいのではないか。

 わたしのようにオリンピックに興味がなくタダでも行かない人でも、お金持ちにお金を使わせるということなら賛成してくれるのではないかな。

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