RTAinJapanSummer2024でLonely Mountains: Downhillの解説をした感想等
1 はじめに
こんにちは。SCRB《スカラベ》と申します。
標題のとおり、2024年8月11日に RTAinJapanSummer2024(以下、RiJ)において、Lonely Mountains: Downhill(以下、LMD)の解説を担当しました。
何度もRiJに関われて本当にありがたい限りです。
例によって、長い上に他の方が見て参考になる要素等は皆無です。ただの自分語りです。また、走者である、ねいがーさんにも記事の内容は確認していただいております。
以下、アーカイブです。詳細は後述しますが、概ねオーダー通りです。
でも読むとちょっと印象が変わるかもしれません。
2 LMDのスピードランについて
ねいがーさんが昨年のTUNICが終わった後あたりからLMDの記録狙いを行っていることは知っており、配信でも拝見しておりました。その時から、これは凄いポテンシャルを秘めたスピードランだ、大きなイベントで披露したらきっとウケるだろう、楽しみだな~、と(失礼な話ですが)ゲラゲラ笑いながら他人事のように思っておりました。
実際ESAという海外の大きなスピードランイベントで披露された際も、視聴者の反応は結構良かったように思います。その際の日本語ミラー解説はねいがーさんが担当されていましたので、興味がある方は是非ご覧になってみてください。
3 解説依頼
TUNICでご一緒させていただいたこともあって、「また必要があればお声掛けください!」と、お話してはいたものの、こんなにサクッと声が掛かるとは思っておらず、驚きましたがすぐに首を縦に振りました。こんなにありがたい話も無いですからね。
さて、私は今まで、自分がスピードランをやったことのあるゲームの解説しかしておりません。基本的にはそれが普通かと思います。しかし、LMDに関しては通常プレイしかやっていなかったので、どういう風に台本を組み立てていこうか、というところから始まったのですが…
(引用するポストをミスってるのは内緒)
4 過去一の緊張について(準備、本番)
少し話は変わりますが、本番終了後に上のようなポストをしました。過去一の緊張をしていたわけです。理由については以下のとおりです。
① 台本等について
ねいがーさんから「今回はTUNICみたいにガチガチに台本固めるんじゃなくて、アドリブで緩くやりましょう!2回目ですし!」と言われておりました。
自慢じゃありませんが私はアドリブが利くタイプではありません。が、依頼を引き受けた以上はそれに応えなければなりません。また、個人的な考えかもしれませんが、イベントパフォーマンスの方向性は走者側に絶対的な決定権があると思っております。
後日、ねいがーさんから「冒頭挨拶→本編(全部アドリブ+α(ゲームの基礎情報等))→締め挨拶」といった台本の叩き台(ほぼメモ)が送付され、私は白目を剥き、泡を吹きました。
情けない話ですが、これで喋り切る自信は全くなかったので、何となくの流れくらいは文字起こしさせていただけませんか、と懇願しました。ご理解はいただけたものの、結局5~6割はアドリブという形になり、私は胃がキリキリしてきました。
更に、ねいがーさんが超多忙な身のため、本番までリハーサルの時間が
1回も確保できないという状況でした。ねいがーさんの配信アーカイブを見ながら一人でイメトレをしていたわけですが、果たして意味があるのだろうかと、日に日に焦燥感は増していきました。
② スケジュールの順番
LMDは、お世辞にも注目タイトルと呼べるようなものではありませんでした。インディーゲーなので知名度が低いのは仕方が無いのですが、当日のゲーム並びが、ぼくらの太陽→8番出口→LMD→野田ゲー…といった感じで、注目タイトルが並ぶ中、明らかに浮いた配置(個人の感想です。)になっておりました。
この並びでやるのか……前述の緊張理由もある中、ぼくらの太陽が披露されている頃に会場の入場規制が掛かり、プレッシャーがMAXに至りました。
③ ギャップの作り方
ここが一番の悩みどころでした。
アーカイブ内でも発言がある通り、私はこのゲームの魅力を「緊張と弛緩のギャップ」に見出しております。と、偉そうに言いましたが、公式からしてそういう一面をプッシュしているわけです。この認識はねいがーさんとも共有出来ており、必要な情報を伝える以外は、ゲーム画面に集中していただくためになるべく黙っていよう、そしてミスしたら思いっきり笑ってもらおう、という方向性になりました。
言うまでもないことですが、基本的に走者が真剣に走っている中「ミスを笑う」というのは失礼極まりない行為です。言葉で説明したとて、視聴者の皆様が「はいわかりましたアッハッハ」とはならないのは明らかでした。
しかし、ここで気まずい空気感を作ってしまっては、軸が破綻しかねません。笑っても良いんだなという空気を作ろうと必死でした。その結果がアレです。
こういう書き方をすると演技で笑っていたのか?と思われそうですが、その通りです。素で笑っている場面はせいぜい95%くらいですね。
さて、ここで一つ問題があり、ミスを笑うという行為は走者との協議の上で成立しているものの、実際に画面に映っているのはローポリとは言えキャラクターが(出血しながら)クラッシュしている場面です。
こういう時代なので、これをゲラゲラ笑う行為が許容されるのか?という気持ちもある一方、ここで日和ったらこのゲームの魅力を最大まで伝えきれないのでは…という気持ちもありました。(実際にはもっといい方法もあったのかもしれません。)会場のリアクションの様子を見ながら、意外とブラックユーモアもいけるかも?となり、結局あのような感じになりました。今思えば、あんな一歩間違えれば大炎上ムーブに良く舵を切ったなと思います。内心ヒヤヒヤしながら脂汗びっしょりでゲラゲラ笑ってました。
一応ライン越えをしないように気を付けたつもりですが、もしかしたら不快に思われた方もいたかもしれません。万人受けするパフォーマンスにならなかったのは私の力不足ですが、刺さる人には刺さったはず…です。
5 まとめ
上述のとおり、今回は準備段階~本番終了、本番後の視聴者リアクションの確認に至るまで、かなり不安な状態で臨んだという形になります。
しかしながら蓋を開けてみれば、ネガティブな意見は(目につく限りでは)ほぼ無く、ゲームの魅力や、ねいがーさんのプレイングの素晴らしさが伝わっていたように思えます。
エゴサっぽいこともしてみましたが、体験版ダウンロードしてみた!とか、完全にノーマークだったけど面白かった!とかの声もあり、嬉しい限りです。本当に良かった。
反省点としては、言動の大半がその場の思い付きだったため精度を欠いていた点と、結果として変なキャラクターを前面に押し出すような形になってしまい、走者を立てるような言動があまりできなかった点ですね。もっとフェアウェイで勝負する方法もあったのかもしれませんが、今の私にはこれが精一杯でした。精進します。
最後に、走者のねいがーさん、RiJ運営・ボランティアの皆様、会場で盛り上げてくれた皆様、配信でご覧いただいた皆様、アーカイブでご覧いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
(次はまた走者として出たいですね。)
走者 ねいがー
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解説 SCRB
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