見出し画像

イワシ缶に育毛効果があるって本当?青魚の髪の毛に良い成分とは

ご覧いただきありがとうございます!

東京の吉祥寺・渋谷にある完全予約制サロンのスタッフである著者がお届けする「ヘアケア塾」です。

青魚は健康に良いというイメージが強いですが、実は青魚の中でもイワシ缶やサバ缶は継続的に摂取することで、髪の毛にも良い効果をもたらしてくれることをご存知でしょうか?

イワシ缶・サバ缶はコンビニやスーパーでも手軽に購入でき、比較的身近な食品ですが、なぜこれらの青魚が薄毛に対して効果的なのか不思議になりますよね。

そこで今回は、イワシ缶に育毛効果があるって本当?青魚の髪の毛に良い成分とはについて詳しく解説していきます。


イワシ缶が薄毛に効果的なのは本当?嘘?

まず初めにイワシ缶に関して、薄毛に対して本当に効果的なのかという部分をご説明していきます。

結論からお伝えすると、これらの青魚系の食品に含まれる成分には、髪の毛にとって良い働きをする栄養素が含まれていることは事実です。

ですが、薄毛に対してどのくらいの効果があるのかという点に対しては、補助的に育毛・薄毛予防の効果があるといった認識が正しいかと思います。

それでも、普段の食事で髪の毛に良い栄養を摂取できることは嬉しい効果ですよね。


イワシ缶に含まれる薄毛に効果的な栄養とは

イワシ缶は豊富な栄養が含まれることから、普段から健康に気を配っている方やトレーニングをしている方などは意識的に摂取されているという方も多いかもしれません。

その豊富な栄養素の中でも、イワシ缶などの青魚に含まれる成分において、薄毛に対して効果が期待できるのは、主に3つの成分になります。

①タンパク質

髪の毛を生成する中で、約9割を占めるのがケラチンというタンパク質で合成されており、その中でもシスチンというアミノ酸はメチオニンというアミノ酸を使う事により体内で合成するのですが、メチオニンは食べ物から摂取する必要があるのです。

タンパク質の1日の摂取目標として、成人男性で50~60g、成人女性で40~50gの摂取が推奨されていますが、不足している方が増加傾向にあります。

イワシ缶・サバ缶などは、タンパク質が1缶に約15~20g含まれており、メチオニンの含有量も高いため、食事に取り入れるだけでも1食に必要なタンパク質量を摂取できるのです。

②DHA・EPA

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサぺンタエン酸)は、人間の体内では生成することのできない必須脂肪酸とされ、日常の食事やサプリメントから摂取する必要があります。

DHA・EPAは、イワシやサバなどの青魚の脂に多く含まれる成分で、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があり、その効果の中でも血流改善に特に効果があります。

血液をサラサラにしてくれるので、動脈硬化や心臓疾患などの生活習慣病への効果が期待できますが、血流を促進してくれるという効果は、髪の毛に必要な栄養素を頭皮まで十分に届けられるという面もあるので、育毛や薄毛予防の効果が期待できるのです。


DHAとEPAの違いは?

DHAとEPAは化学構造もよく似ているのですが、その理由としては体内でDHAを生成する際にEPAから作られるという部分が関係します。

この2つはセットで血流を良くするイメージがありますが、体へもたらす効果はそれぞれ異なります。


DHAの効果

DHAは主に青魚の脂に含まれる不飽和脂肪酸で、人間の脳や目・心臓を動かす筋肉・母乳・精子・胎盤にも含まれる必須脂肪酸です。

体内ではほぼ作られず、食事から摂取することが必要とされ、脳や神経の発達などに働きかけます。

・脳の発達や認知症予防
・血流改善効果
・視力回復、動体視力改善
・アレルギー予防


EPAの効果

EPAもDHAと同じく、青魚の脂に含まれる不飽和脂肪酸で、体内でDHAを生成する際にも使われますが、特に血液の流れをスムーズにする作用があります。

体内で生成することができない必須脂肪酸のため食べ物から摂取する必要があり、毛細血管などの細い血管への血流も促し、血液を固まりにくくする作用はDHAより高く、精神安定作用も期待できます。

・血液をサラサラにし、血栓を予防
・生活習慣病予防
・血管を健康に保つ
・心筋梗塞、脳卒中の予防


どれくらいの頻度で食べるのが良い?

イワシ缶やサバ缶の効果を実感するには、継続して摂取することが重要になります。

摂取する頻度としては、継続的な血流へのアプローチとしても、1日に1缶を目安になるべく毎日食べるというのが理想です。

量が多ければ多いほど良いという事はなく、摂取しすぎてしまうとEPA・DHAの過剰摂取を招いてしまい、吐き気・下痢などの副作用が現れる危険性があります。


なぜイワシの缶詰が良いのか?

サバやイワシなどの青魚は、茹でたり焼いたりしてしまう事で、重要なEPA・DHAが含まれる脂の部分が流れてしまいます。

実は缶詰の場合は、生産する際に生の状態で缶に詰め、缶詰に入った状態で熱処理を行うので、栄養を全て効率よく摂取することが可能なのです。

そのため缶詰の汁には熱処理によって溶け出したEPA・DHAが豊富に含まれているので、食べる際・調理する際は汁まですべて食べきる・使い切るという事を意識してください。


まとめ

今回は、イワシ缶に育毛効果があるって本当?青魚の髪の毛に良い成分とはについて解説いたしました。

実際にサバ缶・イワシ缶を摂取することで、劇的に薄毛に関して効果を表すことは考えにくいですが、タンパク質やEPA・DHAによる血流促進効果によって、髪の毛の育毛効果・薄毛予防の効果は期待できます。

手軽にコンビニやスーパーで購入でき、調理いらずな面もあるので、すぐに普段の生活に取り入れやすいのが良い面ですよね。

男女関わらず、食事の面から薄毛予防・対策を行う事はとても重要なポイントとなるので、是非この機会に試してみて下さい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?