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ワークショップでやる事

これまでに僕自身(小西優司)は、ワークショップを通じて少なくとも500人くらいの役者さんに出会ってきたと思う。その中には現在でも研究所、ユニットなどで一緒に仕事をしている人もいる。
ワークショップで何をやるか?と言う事に対して常に思うのは「演技力」や「コツ」はまだ随分先の問題だと言うこと。大事なことは「俳優という仕事の仕組みと、その基礎」をどうやって教えて、持って帰ってもらって、なんならそれを体得してもらうかということが、本気で大切だと思う。
この6月からは3か月に渡って毎週一回のペースで教えていくわけだから、台本が解析出来て、立って歩けて、発声出来る、くらいまでの事は何とかレッスンしたいと思う。サッカーで言えば「パスとトラップ」と「サッカーのルール」くらいの事を。
シアターゲームとかやらないし、鬼ごっことかしないし、急にお芝居させたり、面白いことを要求したりしないので、初めての方も来てみて下さい。
本当に楽しいのは、終演した時のお客様の拍手の熱量が高い時だけです、お芝居って。そのために地道な努力をするしかなくて、その地道さを教えるのがワークショップです。

スカレッティーナ演劇研究所
小西優司

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