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2025年度所属研究生募集について

2025年の新年が明け、数日が経ちました
本年からは4月ー翌年3月へのシステムに少しずつですが移行して行きたいと考えていまして、それに伴って新規の研究生(俳優・演出家)を募集したいと思います
現在、研究所には8名ほどの俳優さんが通っています。その中に混じって、お互いにお芝居についての色んなことを考え、話し合いながらレッスン、公演を経験してもっと出来るように、もっと上手になるように、もっと演劇を詳しく理解できるように皆さんを導いていけたらと思います

2023年の実験室公演


そこで2025年度は最大で7名程度の研究性を募集いたします。条件は特にありません。もちろん、未成年の方は保護者の方の同意など必要ですが、年齢や性別などの基準は存在しませんし、未経験者でもプロの方でも通っていただけます。
また、指導内容やレッスンの雰囲気などをご覧になりたい方のために今月から3月末までのすべてのレッスンを見学・体験可とさせていただきます

【見学・体験をご希望の方へ】
2025年1月から2月末まで
木曜日13:00〜15:45/18:15〜21:00
土曜日10:00〜12:45/15:15〜18:00
*都合により時間に変更が発生する場合があります
*お気軽にご連絡ください

【4月以降のカリキュラムと時間】
月曜日16:00〜21:00(5h)
演技実習クラス(テキストを使った身体とセリフの実践クラス)
木曜日10:00〜12:45(2.5h)
台本解析クラス(とにかく台本が読める・分かる・活かせるクラス)
木曜日13:00〜15:45(2.5h)
朗読を通して学ぶ美しい発声クラス(近代古典文学を声に出して読む)
*レッスンには適宜休憩があります
*遅刻早退欠席、すべて自由です

【料金】
上記3つのクラスの内、一つのみを選択した場合
¥16500(税込)/月
→1年分をまとめてお支払い頂く場合¥180000(税込)/年
上記3つのクラスの内、二つ以上選択した場合
¥22000(税込)/月
→1年分をまとめてお支払い頂く場合¥240000(税込)/年
*月謝は毎月の定められた日に翌月分をお支払い頂く仕組みです
*入所登録金として¥22000が別途必要となります

企画公演から


[お問合せ]

irt_scalettina@icloud.com

090−6002−2905(主宰携帯)

*お気軽にお問合せください

【研究所でやっていること】
◎実験室公演
近代古典劇のテキストを使って演技・お芝居の勉強と研鑽を重ね公演をしています。年間で最大で四公演程度、チケットバックなどのシステムで出演料をお支払いしています。基本的には少人数の登場人物で構成された作品の稽古をしてすべての俳優が主演作を経験できるように配役・指導しています
→近代古典劇とは岸田國士・森本薫・チェーホフ等です
→ノルマはありません、大切なのは演技力の向上と経験を積むことです
→稽古には演出家の付く日と自主稽古があります、伸び伸びと稽古に打ち込 
 むための考えであり、先輩後輩が一丸となって作品に取り組みます

◎実験室朗読会
近代文学の短編を朗読しています。構成(起承転結や作家ごとの特徴、日本語文法の再学習)について学び、より効果的により芸術的に、俳優の個性と向き合って、美しい発声で読めるように指導します。2025年度は特に発声の仕組み、音の響きにも着目し個々のポテンシャルを最大限引き出せるように指導してまいります
→近代文学とは太宰治や夏目漱石などの作品です
→稽古は構成の学習と朗読実践の学習となります

◎演出家・主宰の育成
研究生の中には俳優のみならず演出家に興味のある方も当然いらっしゃいます。そういう方には実験室公演の演出助手を経て演出家としての基本的な考えかた・姿勢・作品創造のための基本的な知識などを指導します。また、そこから発展して、主宰となりたい方やプロデュース公演などのサポートもしています。演劇界で活動したい方、自分の団体を持ちたいけれどいきなりは難しいとお考えの方など、リスクマネジメントしながらの学習・経験が可能です

◎オーディション・他の養成所の受験対策
研究所に通っている間も各種オーディションや芸能事務所・養成所への合格対策や査定突破対策について指導しています。現在の流行やマーケティングを中心に自分の個性と向き合い才能を存分に発揮できる自信を育てます

【その他・個人レッスンなど】
研究所で客演・外部出演・事務所所属などは自由です。むしろ、独立や出演などの機会を活かし勉強したことを実践する機会と場所を得る事は重要なことだと考えています、また紹介や斡旋などもございます。
個人レッスンについてはこれまでも引き受けてまいりましたが今年度からは更に必要としてくださる方には出来るだけの成果をお約束できるようやっていきたいと思います。特に台本や演出との向き合い方、パターントレーニングなどの一人でも積み重ねられる演技の基礎的なトレーニングについて指導できればと思います。料金については¥10000(税込)/2.5hと割高ではありますが一度お試しください。

2023年の実験室公演から

【主宰・講師・演出家】

主宰 小西優司

小西優司 こにしまさもり
1977年6月26日生まれ 48歳
蟹座・巳年・A型
京都府京都市出身
俳優・演出家・脚本家・アクティングトレーナー・小説家

1996年高校卒業と同時にイタリアへ留学
フィレンツェ・ローマなどで約1年間を過ごす
1997年に帰国後、上京
アクト青山ドラマティックスクールにて渥美國泰に師事、新劇を学ぶ
2009年に渥美國泰が他界、その後は演劇集団アクト青山主宰として活動
アトリエ公演(テアトロスタジョーネ)を年に6回のペースで上演の他
本公演、企画公演などを俳優・演出・脚本家として手掛ける
一方で俳優教育に力を入れ2000年以降現在までに500人以上の俳優を指導している
現在はスカレッティーナ演劇研究にて俳優の育成をしながら年間7公演
compagnie de théâtre Lilasにて戯曲・小説・主題歌による
近代古典劇のハイブリット公演を年に2公演程度
その他のユニット・団体による演劇活動を2公演程度上演している

【代表作】
A.P.チェーホフ
『桜の園』ガーエフ/フィールス/ロパーヒン
『かもめ』トレープレフ/トリゴーリン/ソーリン/ドールン
『ワーニャ伯父さん』ワーニャ
『三人姉妹』ヴェルシーニン
『白鳥の歌』スヴェトロヴィドフ

ヘンリク・イプセン
『野鴨』ヴェルレ
『ヘッダ・ガーブラー』イェルゲン・テスマン

マルセル・アシャール
『お月さまのジャン』ジェフ

岸田國士
『チロルの秋』アマノ
『温室の前』貢/西原
『牛山ホテル』三谷/真壁
他多数

森本薫
『みごとな女』収
『退屈な時間』朽木/二瓶
『華々しき一族』須貝
他多数

清水邦夫
『戯曲推理小説』木村冠
『楽屋』女優C
『朝に死す』男

他に
野沢トオル『minako〜太陽になった歌姫〜』シブゲキ
寺山修司『毛皮のマリー』池袋芸術劇場
『明日の幸福』築地ブディストホール
など多数、生涯出演・演出本数250本以上
映像作品に『フクロウと呼ばれた男』ディズニープラス 政治家役
などがある

演劇を理論的かつ系統的に捉え、感覚ではなく理論に基づいた考え方で演技を構築し、更には美しい発声・響きを習得し日本のどの劇場でも過不足なく通る声を作り出すことを指導の旨としている
更には台本分析による解釈の発展性について造詣を深め、言葉を心に見せる術=セリフを体得させ、演劇について必要なものは全て日常の延長であり、生涯学習の模範として演劇は常に学べるものであると考え、身につけ、実践し、日常生活の中で個々の個性にあった幸福を探し求めるものであると考える
しっかりとした説明と言語化によってのみ、演劇の本質は身につき、実践でき、お客様の心を打つものであると考える、それがこの研究所です

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