会話が面倒な私が学びの場で見つけた、自分を変えるきっかけ
先週末は、コーチングや自己基盤を強化する学びの場に参加していました。この場では得られる知識やスキルだけでなく、場そのものが私にとって大きな学びにつながっています。さまざまな人と話す中で、自分の中に生じる小さなざわめきや葛藤と向き合う時間が生まれるからです。
会社員を辞めてから、日常的に人と話す機会は減りました。普段は一人で過ごし、自分自身と向き合い、内なる対話をしていることがほとんどです。これは私にとって自然なことで、一人の時間を好む自分にとって必要なものでもあります。しかし、だからこそ人との会話が自分にとってどれほど大切か、改めて気づかされる瞬間があります。
実際、一人でいる時間が長くなると、人と話すことが少し面倒に感じることがあります。特に「これを言ったら相手はどう思うだろう?」とつい考えすぎてしまう私にとっては、対話が負担に感じられることもあります。それでも、そう感じる自分を認めた上で学びの場に足を運ぶと、そこには必ず何かしらの気づきがあります。
最近ではコーチングの経験が増え、情報発信も多くなったせいか、参加する場で「一度お会いしてみたいと思っていました」「ぜひお話を伺いたかったんです」と声をかけられることがあります。そのような言葉をいただくと、内心で何ともいえないざわつきが起こります。「いやいや、私はそんな大した存在じゃないんですけど…」と、自己卑下の気持ちが湧き上がり、自分を小さく見積もりたくなる瞬間があります。
周りの人からは「素直に受け取りなさい」と言われますし、コーチとして自己否定しがちなクライアントさんには私自身が同じことを伝えています。それでも、自分がその立場になると難しいものです。「受け取る」という行為には、どこか自分自身をさらけ出し、ありのままの自分を認める勇気が必要なのだと思います。
一方で、学びの場にいるときに感じるのは、他者との交流が生む「化学反応」のようなものです。時には、自分の中に生じるもやもやが心地よくありません。それでも、そのプロセスを通じて少しずつ自分を受け入れる力が育まれていると感じます。例えば、10年前の自分と比べると、図々しくなったというか(笑)、良い意味で自己肯定感を持てるようになりました。
こうした成長を支えてくれるのが、コーチングの学びの場です。この場には、弱い自分や情けない自分、面倒くさい自分をそのままさらけ出せる「安全性」があります。その安全性が、新しい挑戦への勇気につながり、結果として自己肯定感を少しずつ育んでくれるのだと思います。
もちろん、まださらけ出し切れていない部分もたくさんあります。心の中で自分を守ろうとする声があり、それを完全に手放すのは簡単ではありません。それでも、こうした場に身を置き続けることで、一歩ずつ進んでいけるのではないかと思います。大切なのは、ありのままの自分を受け入れてくれるコミュニティを見つけること。そして、時には居心地の悪い場所や苦手な状況に敢えて飛び込んでみることです。
私にとってコーチングの学びの場は、この両方を同時に満たしてくれる、とても大切な場所です。自分にとって居心地の良い場所で癒されながら、時には挑戦することで、私たちは少しずつ成長していけるのではないでしょうか。
あなたにとって、自分をさらけ出し、挑戦できる「学びの場」はどこでしょうか?その場が、今のあなたにとって新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
いただいたサポートは、「学習欲」を満たすことに使い、「最上志向」でより良いアウトプットにつなげます!