プラマイ、ゼロ。
僕は老人ホームで働いている。
この前は、
【意外】なことなんてない、
意外の意、は自分の中だけのもの。
そんな小さい範囲で物考えたら、
そら【意外】になるわ、みたいなことを書いた。
で、今日、意外なことがあったわぁ…
(意外なんかい。)
うちのホームの、
おっちゃん管理者。
中途入社ではあるが、もう三、四年目。
介護士としての技術・知識はまだ浅く、
一部の職員さんからは、
『何も知らんのに』みたいに、
いわば舐められてる。
確かに上手に援助は、できない。
しかもそれを認めない、という部分はある。
「カッコ悪いところ認めない方がカッコ悪いですよ。」
なんて伝えたこともある。
その人の凄いところは、腐らない。
笑われていても、冗談で返す。
(…いや、できるようになる努力もしてね?
とは思うけど)
すごいと思う。
そこは意外ではない。
意外、だったのは、
職員さんがちょっとチョけた。
入居者さんの行動を揶揄って。
すると、ビシッと叱った。
【やるやん。】と意外だった。
多分、自分が笑われることはいいけども、
人が笑われるのは気に入らないんだろう。
見習うべきところだな、と
素直に思った。
でもやっぱり、
昨日教えたところは、
今日までぐらいは、
覚えておいてほしいな。
しかも、
それ教えるの、
二回目だぞっ。
…プラマイ、ゼロで。
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