04.ちょっとしたこと(Tips?)
(カッコ)
複数行のコードを実行するとき、コード全体を(カッコ)で囲んでやると便利です。
(
{ RLPF.ar(
Saw.ar(220, 0.3)!2,
1000,
0.1,
0.3 )}.play;
)
こうすることで、カーソルがカッコ内のどこかにある状態ならそのまま実行(command+enter)できます。
わざわざ全部の行を選択する必要がないんです。
今後、複数行のコードがたくさん出てきます。
その際は前後をカッコで囲んでおくようにします。
コード内にメモ(コメント)を書く方法
スラッシュふたつ(//)のうしろに書かれたものを、SuperColliderはスルーします。
コード内に何かメモしたいときは//のうしろに続けて書けばOKです。
(スルーされるので//のうしろになら日本語を使ってもOK)
(
{ RLPF.ar(
Saw.ar(220, 0.3)!2, //インプット信号
1000, //カットオフ周波数
0.1, //レゾナンス
0.3 )}.play;
)
*注意ポイント*
上記のようにコメントを入れた後どこかの改行を戻した場合(下記のようにやってしまった場合)、そのまま実行するとエラーが出ます。0.3というパラメータなどコードの一部が//のあとになってしまっているからです。
(
{ RLPF.ar(
Saw.ar(Line.ar(220, 440, 3.0), 0.3)!2, //インプット信号
1000, //カットオフ周波数
0.1, //レゾナンス 0.3 )}.play;
)
↑ NGな例
あくまでコメントできるのは「//の行の、//から後ろ」だけです。
下記のようにコメントだけの行を作るのは問題ありません。
(「//以下、レゾナンスと音量」という行のこと。)
(
{ RLPF.ar(
Saw.ar(Line.ar(220, 440, 3.0), 0.3)!2, //インプット信号
Line.ar(20, 2000, 3.0), //カットオフ周波数
//以下、レゾナンスと音量
0.1, 0.3 )}.play;
)
コメントが複数行の場合
スラッシュふたつを複数行書いてもよいですが、複数行を一度にコメントにする方法もあります。
/*
このようにします。
スラッシュ&アスタリスク、です。
コメントを終えるときはアスタリスク&スラッシュです。
*/
下記、例です。
/*
ここにあるコメントは
何行にわたっていてもスルーされます。
長文を書くときはこちらの方法が役に立ちます。
実際にSuperColliderに入力してみると、
コメントと判断された箇所は文字の色も変わって見た目にもわかりやすいです。
*/
//また、こんな感じで
//複数行にわたって
//スラッシュふたつを書いてもOKです。
プログラミング言語について
このようなコメントの仕様は、他のプログラミング言語にもよくある仕様です。
プログラミングに接したことのある方ならよくご存知だと思います。
このnoteはプログラミングに接したことのない人がSuperColliderをいじりたいと思ったとき(←僕みたいな人)に少しでも助けになればという思いから書き始めましたので、こういった細かいことも書き残していこうと思います。
実は前回出てきた「クラス」や「メソッド」という言葉もRubyやPython等々のプログラミング言語を学んだことがある人ならば、よく知っている言葉です。
SuperColliderはプログラミング言語なので、ネットで調べ物をするとどうしてもそういった言葉が出てきます。そういうときにとまどわないように、ここでは自然にそういった言葉も使っていきたいです。
「実行」という言葉もプログラミングならでは、でしょうか。
書いたコードをSuperColliderに動作させる、という意味でこれまで使ってきました。
今日のまとめ
・複数行のコードは、その前後を(カッコ)で囲むと実行するときに便利。
・コード内にコメントを書く方法ふたつ
//コメント
/*コメント*/
<目次へ>
https://note.com/sc3/n/nb08177c4c011
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