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人生の第五章:Katte
『世界一美しい猫のトイレ』を創りたい。
そんな夢が突然降ってきた。
インテリアが大好きな母親のもとで自然と美しい家具やプロダクトに囲まれて育った僕には、ふとした時に視界に飛び込む猫のトイレだけがどうしても違和感があった。
「次の誕生日におしゃれな猫トイレをプレゼントしよう」
そう思い、Googleで検索してみた。
なかなかどうして見つからない。そこにまたも違和感が生まれた。
20歳頃からスマホが当たり前の時代を生きてきて、検索して見つからないものなんてあっただろうか。
これってもう諦めるしかないのか? いや、違う。
「自分で創ろう」
そう思った。
そこからはあっという間だ。
すぐに仲間が見つかった。
そして、気付けば試作も出来た。
応援してくれる人、欲しいと言ってくれる人が現れた。
たった数ヶ月の出来事だけど、たくさん人に助けられ、たくさんの人が関わってくれている。
本当に嬉しいし、本当に毎日が楽しい。
こんなにワクワクするのは随分久しぶりだ。
いつだって何かを始めるのは未知数で、確信なんて全くない。でも、不思議とやれない気はしない。
世界一美しい猫のトイレってなに?
それは僕が思い描く幸せな世界になくてはならないもの。愛猫との生活に「素敵な体験」をギフトできるようなプロダクト。
試作が完成したら先代のくろすけに使ってもらおうと思っていたけれど、その夢は叶うことはなかった。
なにひとつ未来なんて予測できない。だからできる限りの最短距離で、夢と自分の位置を結びたい。だから、今できることをやることが最短で最速で最善だと信じている。
そうしたら、また不思議なご縁が。
新たな家族がやってきたのだ。
くろすけとは正反対の白い毛が綺麗な女の子。
神様はいるのかもしれない。
彼女がいま僕の創りたかったトイレを毎日使っているのだ。想像しなかった夢の先を歩いて、また歩く。
少しずつ、僕が想像していたよりも大きな夢が現れるたび。僕らしい選択をし続けていきたい。
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Katteというブランドであり社名は、
僕の生き方「勝手」とオランダ語の猫「Kat」から名付けました。
これからも「勝手」な生き方を。
応援よろしくお願いします。
Katte 代表
柴田達也
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