”おいかぜさーんって気軽に声を掛けてほしい”というおはなし
最近なぜか京都の北部地域でのご相談が多く、車で出向く日が続いているのですが、道中のあまりの夏休み感に仕事を忘れてしまいそうです。
夏が苦手なボクでも、抜けるような青空、木々の緑の色の濃さに素敵だなって、だからって夏が好きになるわけではないんですけど。
例年の京都の梅雨明けは祇園祭の前祭あたりですが、今年はなんだか変な夏のはじまりでしたね。梅雨のあとの酷暑のあとの台風からのまた酷暑。こりゃ調子が狂うわけです。日毎に気圧は乱高下しておりましたが、みなさま体調はいかがでしょう?
ボクは40代に入ってから気圧に左右される身体になってしまい、気圧が低いとなんだか怠かったり。ボクの大事なポリシーな一つとして、一定のパフォーマンス維持ってのがあって、天候が悪かろうが体調が悪かろうが以前自分が書いた記事をモットーに日々過ごしております。
そしてこの数ヶ月は広報チームのチームビルディングに頭を悩ましながら「そもそも広報って?」とか「おいかぜの広報ってどうあるべき?」みたいなことをぐるぐる考え続けております。はい。
日々お客さんにウェブサイトやら広報のもろもろを提案するボクらではありますが、自分たちのことになるといろいろ欲張っちゃう感じがあって、やるべきことを絞り込むのが難しい…20周年まであと1年と2ヶ月、その後続いていくことの方が大事なんだけど、区切りとしては意識しちゃう。20周年の企画、そろそろ向き合わないとなぁって感じです。いやはや。
そんな弊社の広報活動の一環として、最近こんなちらしを作りました。ディレクションは廣瀬さんでデザインはやまもっちゃん。ゴールデンコンビ。
この3年くらい、お客さんからご相談をいただいた際にはまずボクと営業の近藤さんの2人でお話しを伺いに行くことがほとんど。その際にお客さんからこんなことをお話しいただくことが多いのです。
「こんなことをおいかぜさんに相談していいのかわからないのですが…」
「だれに相談したらよいかわからなかったけれどおいかぜさんに相談してよかった…」
ボクたち株式会社おいかぜは”技術とデザインで課題を解決する”ことを使命として企業活動をしているわけですが、そもそも課題を言語化することってとても難しい。クリエイティブやITインフラソリューションは課題に対しての解決手段ですから、その課題設定が間違っていたり、課題の言語化が曖昧だと有効な手段にならないことになるわけです。
ボクたち株式会社おいかぜのスタッフはみんなとても穏やかで柔らかい人たちが多いのですが、モノづくりやクリエイティブや技術に対しては芯が強い人たちばかりなので、自分たちのクリエイティビティやスキルが有効に使われないこと、つまり"これって本当においかぜがやらなきゃダメな仕事なのか?"ということに対して、とても敏感です。仕事を選びたいとか、決して偉そうなことを言いたいわけではなく、案件の上流でのコミュニケーションに対してきちんと丁寧に応えたいからこそのプライドであり、モノづくりをする仕事人としての当然の態度でもあると思っています。
そういう意味でボクと営業の近藤さんは初回の打ち合わせから、相談してくださる方々の課題設定について詳しくヒアリングするし、なるべくその時間のコミュニケーションの中で課題の言語化を試みます。
今回つくったちらしはボクたちの態度やスタンスそのもので、何かを始めたいとか、何かを変えなきゃって思ってるとか、そういうときに何から手をつけたらいいかわからなければ、ボクたち株式会社おいかぜがお話しを聞きますよっていう宣言でもあります。
そして、この宣言はボクたちがなんでもやりますよってことではなくって、お話しを聞いてみてボクたちがお手伝いできそうなことがあれば、ウェブサイトをつくるとか、グラフィックデザインをするとか、ITインフラの技術提供とか、はたらくことをデザインするとか、ボクたちが課題を解決しますよ、でもボクたちでお手伝いできないことでも「こういう方や会社にお話聞いてみたらいいんじゃないですか?」っていう適切なアドバイスをできますよっていうことです。
それが”だれかのおいかぜになる”ことであれば、ボクはどこにだって出向きくつもりだし、なんだってお話しするつもりです。お話しを聞いてボクたちがお手伝いすることになればそれは嬉しいけれど、次の誰かにバトンを渡してそれで上手くいくのであれば、それもまた幸せハッピー。
そうやって”だれかのおいかぜになる”をつないでいけば、世の中もっと豊かになりそうな気がしませんか?
もし会社のこととかお店のこととかで「これ誰かに話を聞いてほしいなぁ」って思ったら、ボクたちに”おいかぜさーん”って気軽に声を掛けてみてくださいね。
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