損失が生じるとリスクを避けて『守り』に入ってしまう!?『スネークバイト効果』
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損失が発生した際「今後さらに損失が膨らんでしまうのでは」と恐れ、それ以降リスクを避けるようになる『スネークバイト効果』。具体例や関連する心理事象、ビジネスシーンでの克服法などについて解説しています。
■『スネークバイト効果』とは?
『スネークバイト効果(Snake bite effect)』とは、損失が発生した際「今後さらに損失が膨らんでしまうのでは」と恐れ、それ以降リスクを避けるようになる心理的傾向のことです。
「スネークバイト」とは、ヘビに噛まれるという意味です。
ヘビは頻繁に人を噛まないとされていますが、1度ヘビに噛まれてしまうと「また噛まれるんじゃないか」と不安になって、それ以降ヘビを恐れて極端に避けるようになることが名称の由来となっています。
行動経済学で用いられる用語で、1度損をすると「また損をするのでは?」と不安になって、リスクを回避しようとする心理事象とも言えます。
■スネークバイト効果の具体例
具体例としては、やはり金融投資のシーンが挙げられます。
金融投資を行う中で、損切りができずに塩漬けし続け、損失が積み重なった後すべて売り「もう2度投資はしない!」と考え、それ以降リスクを生じさせる可能性のある投資をしなくなるというケースが挙げられます。
合理的に考えてみると「現在損をしたこと」と「将来損をすること」には因果関係はありません。
ですが、1度損失を被ると「また損失を生じさせたくない」と恐れ、投資自体をやめてしまうという心理状態になってしまいやすくなります。
金融暴落後に回復せずに低迷が続いてしまうという現象は、こういった心理的傾向の投資家の方々が増えることが原因と言われています。
■関連する心理事象
◆対になる心理事象
スネークバイト効果と対になる心理事象として『ブレークイーブン効果』があります。
『ブレークイーブン効果(Break even effect)』とは、損失が生じた時、その損失分を取り戻そうとして、普段よりも積極的にリスクのある判断や行動をする心理的状態のことです。
ビジネスにおいて「ブレークイーブン」とは、費用と利益が一致・相殺し合う「損益分岐点」の意味で、損をした際に大きなリスクをとっても「プラスマイナスゼロ」に戻そうとする心理バイアスです。
スネークバイト効果と対になる心理事象ですが「損をして合理的な判断が鈍る」という点では共通しています。
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この続きでは、ほかの心理バイアスとの作用によって景気循環を生じさせる点、ビジネスシーンでの克服法などについて解説しています。
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BtoBマーケターより。