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ラテン語の格言 (24) 最終回「愛は涙のように瞳から生まれ胸へと落ちる」
ここで紹介するのは、ラテン語の格言を集めたものです。mixiにかつて存在した「セルフィちゃんねる」というSNSで紹介を続けていた内容を、整理したものです。ほとんどは古典的なものですが、現代の状況に合わせて意訳や調整を加えています。
・Amor, ut lacryma, ex oculis oritur in pectus cadit.
(愛は涙のように瞳から生まれ胸へと落ちる)
この格言は、愛の始まりが、目に映る瞬間から心の奥深くに浸透していく過程を象徴しています。
美しいものや大切な人を目にしたとき、私たちの心に何かが芽生えます。その感情は一時的ではなく、涙が頬を伝い胸を濡らすように、深い愛情へと変わっていくのです。
その経過は、愛情の繊細さと深さを示しています。愛は、感じて受け入れ、自らの一部として育むものです。日々の美しさや喜びを心に留めることで、真の愛が生まれ、心を豊かにすることでしょう。
・Deus ex machina
(デウス エクスマキナ = 機械仕掛けの神)
※演劇用語:解決困難な局面で絶大な力を持つ者が危機を救う手法
・Magna voluisse magnum.
(偉大なことを志した者は偉大である)
※ウェルギリウスの詩 決して同語反復ではない
・Ne nimium.
(やり過ぎる事なかれ)
※Delphi- アポロ神殿に刻まれた言葉
・Plenus venter non studet libenter.
(満腹は努力を好まない)
・Diliges proximum tuum sicut teipsum.
(隣人を自分のように愛しなさい)
※「ルカ福音書」より
・Si curam fugimus, virtus fugienda est.
(苦労から逃れると勇気も逃げていく)
・Facilia dictu sunt, sed factu difficilia.
(言うのは簡単だが行うのは難しい)
・Omnia vanitas.
(すべては空虚である)
(2010年10月18日から11月9日)
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連載開始から1年間、お付き合い頂きまして有り難うございました。
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