Robo Blocksに音楽機能が追加されました!
こんにちは!Robo Blocksチームのムラタ ミワです。10月5日のメンテナンスにてRobo Blocksのアップデートを行いました。今回は、音楽機能を追加しました!みなさんに、Pepperと音楽を楽しみながら学習いただきたいと思っています!
※ロボアプリのアップデート方法はこちらをご確認ください。
※なお、今回の新機能について、Pepper for Homeは対象外となります。Pepper for Home向けにも対応出来次第お知らせいたします。
アップデート内容の詳細
音楽機能の追加
Robo Blocksで簡単な音楽が作れちゃう、音楽機能を追加しました!ドラムやドレミの音階が鳴るブロックを組み合わせて、好きな曲を作ってみましょう。
ブロックのご紹介
まずは今回の音楽機能として追加されたブロックを簡単にご紹介します。
・ドラムを鳴らす
ドラム(打楽器)を鳴らすブロックです。スネアドラムやタンバリン、手拍子など18種類の中から音を選ぶことができます。拍数は、音を鳴らす長さです。小数や整数を入れることで、音を鳴らす長さを設定できます。
・休む
拍数を指定し、指定された拍数分お休みします。楽譜の休符と同じイメージです。拍数は、小数や整数を入れます。
・音符を鳴らす
ドレミの音階を鳴らすブロックです。音符は、数字を入力して指定することも、鍵盤から選んで指定することもできます。拍数は、音を鳴らす長さです。小数や整数を入れることで、音を鳴らす長さを設定できます。
・楽器を選ぶ
音符を鳴らす楽器を選ぶブロックです。ピアノやチェロ、合唱団など21種類の楽器から選ぶことができます。
・テンポを決める
曲の速さを決めます。
・テンポを変える
テンポを変えます。正の数を入れると速くなり、負の数を入れると遅くなります。例えば、「50」だと50速くなり、「-50」だと50遅くなります。
・テンポの値を取得する
設定されたテンポの値を取得します。
使い方のご紹介
音楽機能は拡張機能の1つです。
1. まずは画面左下の拡張機能のボタンをクリック
ちょっとわかりづらいので、拡大するとこんな感じです。
2. 拡張機能の一覧画面から「音楽」をクリック
3. 音楽ブロックが追加されます
さあ使い始めましょう!
実際に使ってみよう!
早速曲を作ってみましょう。曲を作るにあたって、拍数とテンポについて簡単にワンポイントご説明します。
拍数とテンポについてワンポイント
拍数は、ドラムを鳴らす、音符を鳴らす、休む、各ブロックで設定します。
楽譜では、四分音符(♩)や八分音符(♪)などで表現される音の長さを、Robo Blocksでは、拍数として数字で表します。
例えば、四分音符を拍数「1」とした場合、八分音符は、その半分の長さなので「0.5」、十六分音符はさらにその半分で「0.25」と設定します。
同じ拍数「1」でも、テンポが速くなると、音の鳴る時間は短くなります。
なお、テンポには制限があるのでご注意ください。拍数1の場合は、テンポ500までスピードが速くなりますが、拍数0.5の場合はテンポ300、拍数0.25の場合はテンポ150以上になると同じスピードになります。
きらきらぼしを作ってみよう
この楽譜をRobo Blocksで再現してみましょう。
今回は、四分音符を拍数1とし、二分音符を拍数2とします。
テンポは100としました。
並列処理で和音を作ってみよう
先ほどのきらきらぼしに、簡単な和音を加えてみました。4小節目と8小節目が和音になっています。複数の処理を同時に動かす、並列処理を使うと和音を作ることができます。Robo Blocksで、複数の処理を同時に動かすやり方については、こちらの記事をご確認ください。
グリーンフラッグのトップブロックをもう一つ置き、新しいトップブロックの下に、和音として追加した音を配置しました。和音を鳴らさない間は、休むブロックで、指定した拍数分休むようにしています。例えば、最初の和音は、7拍目に鳴らしたいので、6拍休んでから鳴らすようにしています。
さらに、ドラムを鳴らすブロックを使うと、より楽しい演奏になりそうです。新たなトップブロックを置き、タンバリンを鳴らすようにしてみました。ブロックの数は多くて複雑そうに見えますが、タンバリンは一定のリズムで鳴らしているだけなので、シンプルな内容になっています。
なお、ロボットでは和音は再現できませんので、ご注意ください。和音についてはパソコンで楽しんでみてください。
Pepperのセンサーと組み合わせてみよう
Pepperのセンサーと組み合わせるともっと楽しいプログラムができそうです。例えば、Pepperの頭や手をタッチしたらドレミが鳴るプログラムを作ってみました。頭をタッチしたら「ド」、右手をタッチしたら「レ」、左手をタッチしたら「ミ」が鳴るプログラムです。Pepperがまるで楽器のようになります。
また、音センサーを使えば、Pepperに「きらきらぼし」と言ったら、先ほど作ったきらきらぼしの音楽を流すようなプログラムを作ることもできます。
最後に
Robo Blocksの新機能「音楽機能」についてご紹介しました。ぜひ楽しんで使っていただけたらと思います。
今後ともPepperとRobo Blocksをよろしくお願いいたします!
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