氷と炎の歌読書会 ティリオン(もうシーズン8から解放されたい)
ゲームオブスローンズの原作、ジョージ RR マーティン著の『氷と炎の歌』シリーズ読書会に参加しています。
4月の課題は 『剣嵐の大地』中巻より
32.ティリオン④
歌い手、銀の舌のサイモンを探しに王の門方面に出向くティリオン。
うじゃうじゃいる庶民が邪魔で、その生命力にうんざりする。
ブラックウォーターの戦いで命をかけて王都を守ったのに、ワイルドファイアの案だってティリオン のものなのに、感謝されるどころかむしろ憎まれている。
不当だ、という思い。
次は守ったりしないからな、お前ら勝手に死ね、と思うくらい心がささくれ立っているのだった。
ところで今回すみません。
ドラマのシーズン8を引きずっていて、あと原作5巻の自分勝手にティシャを神聖視するところや、ペニーに対する態度が好きじゃないので、どうしても、どーしても、いま最高にティリオンへの点が辛いです。
あっ、ささくれてるのは自分の心か!?
恨むよー!シーズン8!
シェイに勝手にロマンチックな期待をして裏切られたと思い、自嘲する。
シェイとのことを歌にして、広めて歩こうか?と遠回しに脅す銀の舌のサイモン。
最初はお金で解決しようと思っていたが、図に乗りすぎだぞ、こいつ、と結局ブロンに命じてごった煮の材料にされる運命へと変更。
あー、この人!命をかけたのに嫌われている、そしてもう王の手代理でもない、何者でもない。そんな恨みを自分のほんのささやかな権力を使って復讐、というか憂さ晴らしね...。
と、つい思っちゃってました。
でも読書会でみなさんから、次に娼婦といたらつるすぞ、と父親に言われてるんだし、今対処しないとシェイの命まで危ない。たしかに女性に対する考え方は多少歪んでいるが、それは環境のせい、とのご意見を聞き...
ちょっと待って!
わたし今めっちゃバイアスかかってるじゃないですかー!
ごめんね、リトルブラザー。
曇りすぎてろくに見えない眼鏡で見ちゃってたよ。
ところでタイウィンは、ナイツウォッチの隊長たちの名前と出自も知っているとは、すごいね!
なにかあったら使えるように、七王国全部把握してるのですなぁ。
それを善政に使えばよかったのになー。
読書会は、自分では絶対に考えつかない新しい視点をご紹介いただき、いつもものすごく楽しい。
今回も他の方が、銀の舌のサイモンの運命から調べていったら、偶然「氷と炎の歌における人肉食」に行き当たったらしく、ぎゃあぁ~!気持ち悪すぎるでしょ!と大騒ぎしながらみんなでひとしきりリストをあげていきました。
フレイパイ、ラットクック、レディ・ホーンウッド、ヴァーゴ・ホウトを食べさせられた人たち、アシャ章のスタニス軍のお腹空きすぎた人たち...などなど。
出てくる、でてくる笑
こうやってみんなで話してどんどん世界が広がっていくのが最高だし、何回も読み返したり、調べればしらべるほど埋もれていたおもしろい話が出てくる。
こんなにも奥深い世界を作ってくれたマーティン先生ありがとう!
そして今、感染症がはやってるけど、どうか、現代の『春の病』から先生を守ってください。
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