読書日記(2023.9.30) チープマネー

昨日見つけた不動産Gメンというチャンネルのコンテンツをいくつか視聴した。

ワンルームマンション投資、とりわけ管理を丸投げできるサブリース契約というものの危険性を啓発するコンテンツだった。

2000年代から、アメリカも日本も金融緩和してきた。

中央銀行が、低金利のもとで、お金をたくさん刷って信用創造し、景気を回復させようという金融政策だった。

こうやって低金利のもとで信用創造されたお金を「チープマネー」という。

このチープマネーが株式市場や不動産市場に流れ込んで、投機目的の取引が増えたのである。

コロナパンデミックで、各国政府が財政赤字を拡大しながら、助成金などバラまいたせいで、さらにチープマネーが溢れて、ついに世界中でインフレになっている。

日本もこの10月1日からさらに食品4500品目で値上げが行われる。

どんどん物の値段が上がっており、原価や光熱費が高くなって、追いつかず、なおかつ人手不足に悩むラーメン屋がどんどん潰れているそうである。

アメリカは金利を上げてインフレ退治を行なっているが、いよいよ日本も政策金利を上げざるを得ない。

そうなると、変動金利で住宅ローン組んでいる人の支払いが増えて、これまた大変なことになるそうだ。

中央銀行の役割につてはこの本がオススメ。

円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか リチャード・ヴェルナー著

(おわり)



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信州読書会 宮澤
お志有難うございます。