勝光院でお参りしてきました!
こんにちは。
稲田 紗弓です。
前回の記事では豪徳寺の敷地内にある井伊家のお墓をお参りした様子を記事にまとめましたが、今回は勝光院へ足を延ばして参拝してきた様子をまとめていきます。
勝光院ってどんなお寺?
以前、東京都指定旧跡「世田谷城址」を見学した際に案内板に周辺の史跡等案内にも掲載されていた勝光院は1335年に吉良氏が創建したと伝えられています。
もともとは心源院の末寺で、創建時は龍鳳寺でしたが、1573年(天正元年)に吉良氏朝が父頼康の菩提を弔うために院号にちなんで勝光院と改称したそうです。勝光院に改称した際に、臨済宗から曹洞宗に改宗もしているそう!
ちなみに豪徳寺も臨済宗から曹洞宗へ同時期に改宗しています。おそらくその時期は吉良氏が世田谷城主としてこの地にいた時期なのでそれが関係しているのではないか…?と推測しています…。
勝光院をお参り
勝光院は豪徳寺から徒歩で約6分程の距離にあります。
地図で確認しても2回曲がるだけなので割と簡単に行くことが出来ますし、世田谷線沿線の暮らしを肌で感じることが出来る道なので、是非通ってもらいたいです。
参道入口のすぐ右手側に駐輪場があります。
檀家さん用の駐車場と参拝客用の駐車場がそれぞれあるのを見ながら参道を取って山門近くまで歩いていきます。
山門
階段の上に勝光院の山門が見えてきます。ここから見ても緑が豊かなお寺という印象です!
山門の前には勝光院についての説明の看板とせたがや百景の看板があります。勝光院だけでなく竹林もせたがや百景に選ばれているようですね!
山門前で一礼をして、敷地内に入っていきます。
山門から境内までの階段はそれほど長くはないですし、1段が高くないので割と上りやすいです。
勝光院の境内
階段を上りきると目の前に本堂が見えます。
均整の取れた本堂は見ているだけでも落ち着きますね。
常香炉
勝光院の常香炉はそれほど大きさはないもののなんだか存在感がありますね。
本堂の右側にお線香を購入できるところがあるので、そちらでお線香を準備して常香炉に持ってくるようです。
梵鐘
階段を上り切ったすぐ右手側に梵鐘があります。
梵鐘の前の看板の説明によると1697年(元禄十年)に作られたそうで世田谷区内で2番目に古い梵鐘だそうです。
工芸品としても価値の高いものだそうなので、一度実際に見てもらいたいですね。
後ろの竹林と梵鐘を一緒に見れるのもなんだか嬉しいですね。
本堂
それでは本堂でお参りです。
私が訪れたときは業者さんが出入りしていて、扉が少し開いていました。
靴が揃えてあるところはなかなか見れそうにないので、貴重なタイミングかも…?とちょっとウキウキしました。
庫裏
庫裏の左手側に本堂があり、右手側に梵鐘があります。
玄関先にあたる場所に「寺務受付」という看板がありますので、何か用がある方はこちらから声をかけるといいみたいですね。
書院
庫裏のすぐ左手側に書院の看板があったのですが、勝光院初心者の私には一体どこが書院なのか分からず…
とりあえず看板の写真だけ撮ったのですが、この奥なんでしょうかね?
身長は161㎝あるんですけど、あんまり中が見えなくて、ジロジロみたら変かな?とまたまたチキンを発動させて今回は諦めることに…
客殿
本堂を目の前にして左側には客殿があります。
ちなみにこちらの客殿は以前は本殿だったそうで、勝光院に改称し、曹洞宗に改宗した約10年後(1582年・天正十年)に建てられたそうです。
竹林
勝光院の敷地内には見事な竹林があります。この竹林もせたがや百景に選ばれていて間近で見ると、圧巻されてしまいます。
山門をくぐった右手側にあるので、是非見てくださいね!
竹林の手前には名木百選というものもありました。
昭和62年に選ばれてから令和2年に再選定されていますね!
勝光院をお参りした感想
実は勝光院の前は何度か通ったことがあったのですが、参道から奥に入っていくので少し敷居が高い印象があったんですよね。
でも実際に訪れてみると住宅街の中にありながらも静かな場所でゆっくりと参拝も出来るしすごく落ち着く印象に変わりました。
豪徳寺からも近いので是非一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
次回は勝光院にある吉良氏のお墓をお参りします!
井伊家のお墓をお参りした時同様に写真は少なめです。