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私がトランスジェンダーとして治療を進めるまで③(終)

これから治療を始める方や、まだカミングアウトするのが難しい…。そんな方は、この記事を読んで頂けると嬉しいです✨




中学校時代に落ちた、暗い暗い谷の底から這い上がって抜け出し、高校生になった私。

高校に入ってまだ間もない頃、私は崖底から脱出した直後だったので、すぐのすぐに他の人達と話すことは中々出来ませんでした。

しかし、入学から半月ほどたったある日、基本的には一緒にやりたい人同士が集まって工作をするというものでしたが、ある一人のクラスメイトが「一緒にやる?」と温かく話しかけてくれました。

こんなことがきっかけとなり、人間関係の輪をどんどん広げていて、前にはなかった希望も見えてきました。

それは、中学卒業間近のこと、

私は以前、すでに中1の頃から、このことについて調べていたので、ふと(お母さんにトランスジェンダーってこととホルモン治療を始めたいって話したら受け入れてくれるんじゃ?)と思い、勇気を振り絞ってその夜カミングアウトしました。

すると、案外お母さんはすんなり受け入れてくれ、「全然いいんじゃない?」「治療始めるならそれなりの努力いるけど、やりたいならやってみたら?」的なことをとても寛容に話してくれました。

それから病院をインターネットで検索し、探してみると「岡山大学病院(岡大)」にトランスジェンダーの治療をしているという情報が見つかりました。

まず、私は自閉症や二次障害のことで、精神病院に通っていたので、トランスジェンダーということで岡大への招待状を出してもらい、まず精神科に向かい、たくさんのこれに関するトリアージシートを書き、それから血液(私は注射器4本分くらい)、尿、レントゲン、心電図、生殖器の観察(私はとても嫌だった)などのたくさんの検査を受け、約1ヶ月に一度通って、

一度精神科での検査を受けてから10ヶ月が経った頃、私の場合は「さとうクリニック」という岡山市にある精神科に一回だけ行って、先生に「小さいときはどんな遊びをしてた?」みたいな感じの質問をされるので、それに答えてやっとのことで再び岡大への招待状を出され、それから約2ヶ月の間に有識者の方々が会議をされるので、ここでOK👌サインが出て、初診から約1年1ヶ月経った今、岡大の婦人科に行くと、ようやくのことで「プレマリン」というお薬を出されて治療を開始することができました。

ただ、留意点として人によっては最初の2周間は急激な変化による精神的な負担を減らすため、朝・晩に一回ずつ飲む錠剤を一回につき通常2錠中の1錠になるため、最初は効果が薄い可能性があります。(ちなみに私はそうでした)

それと、人によっては副作用で精神的に大きな負担を抱えてしまう可能性がありますので、ぜひ留意しておいてください。

※私は、ジェンダーのことで悩みを抱えている方々を応援しています。よろしければ、ぜひコメントや質問をしてください。

これからも記事を更新していこうと思うので、
どうぞよろしくお願いします🙇

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