【突発性低髄液圧症候群】[7]リハビリ vol.8 〜 チャレンジの境界線 〜 詳細編
こんにちは、こるりです。
こちらの記事はリハビリvol.8の詳細Verです。
今週は思いっきりチャレンジした週でした。
やりたいことをやるためには避けては通れない道でしたが、想定よりもやれた感があります。その後のしんどさは格別ですが、慣れていくしかないですね。
ご参考までに、リハビリのゴールと目標はこちらです。また、本記事に対応するリハビリ成果のサマリはこちらです。
記事自体の位置付けは治療の流れで触れました 「 [7] リハビリ」になります。
自己紹介はこちらをご覧ください。
リハビリ8週目の成果
状態の変化 2023/7/24-7/30 → 💮💮
スタート:
詳細は、前回のエンドを参照ください。以下、サマリです。
・座位立位は特に意識しないで過ごせるようになった。とはいえ休みを取ることは意識している。
・整体の背中の施術後、しんどい日が3日ほど続くも解消。背中が伸びる感覚を少し感じ始める。
・歩くスピードが上がってきた。9000歩以上歩けた日あり。少し左のアキレス腱に違和感を感じる。
・往復電車で一人で外出ができた。
・旦那が熱中症になり、不在。週の後半から一人+猫1匹暮らしになる。猫の世話と家事を一人でこなす。
エンド:
・座位立位は上記のスタート時から変化なし。キープ。
・歩く時に左のアキレス腱と左の膝の内側に痛みを感じるようになり、施術。元からある問題が浮上。歩き方を教えてもらい、改善に取り組む。
・歩数は伸びず。MAXで7000歩弱。
・電車を乗り継いで不忍池に蓮の花を見に行った。
・親戚のようなお店のお手伝いができた。
・しんどくても朝の散歩と運動は欠かさずできた。
Y(やったこと) ※前回までとの差分
座位立位:
(差分なし)
歩き:
暑さと、元からの体の問題による痛み、チャレンジの影響からしんどい日が多かったため、朝散歩を続けることを目標にした。
5300歩〜6900歩/日をキープ
整体:
2回通う。2回目はチャレンジ後の症状がきつくて駆け込んだ。
1回目は骨盤調整と踵の施術、歩き方の指導、ミルキング・アクション
2回目は脳脊髄液の循環を正常にする?装置、骨盤調整、首の調整、ミルキング・アクション
先週までの運動は継続
家事:
モップがけをしても腰に響かなくなった気がする
活動:
電車を乗り継いで不忍池へ蓮の花を見に行く
親戚のようなお店のお手伝い(3時間半ほど)
パンを焼く(柔らかめの生地をてごね)
わかったこと(W)
チャレンジの境界線:
電車を乗り継いでお出かけをするのはトータル3時間くらいであれば全然問題ないことがわかりました。
一方、お店のお手伝いのようなずっと何かしらの作業で体を動かしている状態が続いたためか、頭痛や頚部痛、背中の違和感、視野の低下、耳閉感(ボイラー音が聞こえる)という症状が出てきました。
今回は面白いことに、横になっている方がしんどく感じました。特に、横になった直後や起床時の辛い状態から、つい入院時を思い出してしまった程です。
ずっと横になっていればマシになってくるので、安静と水分補給と睡眠、そして整体にお世話になることで、乗り越えようとしています。
(ちなみに。整体の直後に視界が広がってよく見えるようになりました。髄液の循環に影響が出ていたみたいですね。)
うーん、チャレンジの後のこの不調は慣れていくしかないですね…。
今回は「ナイス チャレンジ!」だったと思います。
次はもう少しマシになっていくのではと期待しつつ、リハビリを続けます。
体の使い方が変わってくればまた違った状態となると思うので、コツコツ身体改造を目指します。
(次の週に分かったことですが、「したことがない動き」をすると辛い症状が出てくるようです。このお話は次週の記事で詳しく書きたいと思います。)
歩くのって難しい:
こちらはもともと予定していた整体で分かったことです。
(前述のチャレンジの前の話です。)
低髄液圧症になる以前から問題だった、体の歪みが出てきました。
歩き方でいうと、
・お尻(骨盤)が動いていない
・お尻が動くようになっても、右だけ
・左は下半身が動くだけではなく、上半身ごと動かしているので、お尻が動かない
とのこと。
自分では鏡を見てもあまりわからないものですね。「こういうものだ」と思って気に留めていないし、自分がそこまでおかしい歩き方をしていると思っていないので、たとえ見ていたとしても脳内で補正されている気がします。
第三者の視点で大事なんだなー、と改めて思いました。信頼できる第三者の視点、いろいろな分野で確保しておきたいものです。
さて、じゃあどうしたらいいかというと、
・お尻(骨盤)を動かすには、上半身を少し前傾させて歩く
→そうすると、下半身は骨盤を後傾させてバランスをとるようになり、自動的に踵から着地できる
・上半身ごと左足を前に出している癖を補正するには、左の股関節の正面を手のひらで押さえながら歩く
です。
踊りではまっすぐ骨盤を立てて足を出して歩くよう訓練していたので、非常に姿勢が悪くなったようで落ち着かないし、違和感があります。(すぐ元に戻っちゃう)
とはいえ、教えてもらった歩き方だと、左のアキレス腱も左膝の内側も痛くないので、これが今の自分にはベストな歩き方なんだろうな、と理解しました。
訓練あるのみ!
距離を歩くにはマスターした方が良いと体が教えてくれているので、コツコツと意識することをやっていこうと思います。
まあ、左のアキレス腱と膝が痛くなってきたら「いけない、いけない」と直していくというゆるいスタンスでもいいかもしれません。
ちなみに、「左膝の内側が痛くなる」は普通の人が痛くなりがちな箇所だそうです。「おお、やっと普通の人に近づいた」と少し嬉しかったです。
また、立つときはまっすぐの姿勢でいいそうです。ただし、膝は軽く緩める(曲げる)のが良いとのこと。
これは『身鏡(みかがみ)』というもともと日本人が持っていた姿勢で、西洋化でなくなった姿勢だそうです。(西洋は膝を伸ばしてまっすぐ立つ姿勢)
ちょうど少し前に読んだ「暗闇ラジオ対話集」という本に狂言師の野村萬斎さんが出ていましたが、その対話でも似たようなお話が出ていました。
萬斎さんが暗闇の中でもスムーズに歩かれていることからの話の流れで
とありました。「おお、古来からの日本人に適している姿勢がこれなんだ!」と繋がった気がして、記憶に刻まれた気がします。
次にやること(T)
朝散歩と運動(3グループ)続ける ※継続
朝寝たまま運動
基本の片足立ちと回る運動
ヨガ風ポーズ+今回追加分
座る時は半跏趺坐
歩くときは「上半身を軽く前傾」「左上半身が連れていかれない」を意識
朝散歩を継続。距離を伸ばす
マイペースにゆるめる時間を持つ
旦那とお出かけでお初のお店に行く
自律神経を整える方法の勉強を始める
何もしないゆっくりした時間を持つことを許す
おわりに
あっという間にリハビリ8週目です。
安静期間解除から約2ヶ月が経ちました。
リハビリ開始時のふわふわして心許ない体の状態からすると、今は信じられないくらいできることが増えました。
今週は大きなチャレンジをしました。その影響をなんとか受け止め、次にチャレンジする時のベースとなるデータが取れたかなと思いました。
まだしんどい症状が出ていますが、朝の散歩と運動は欠かさず続けた上で、残りの時間は体を休めつつできることをするというペースが保てることがわかりました。
整体の先生から「ここ以降、出てくる症状は全て好転反応ですから」と言ってもらえました。
かなり励みになります!
辛い症状も良くなるための通り道だということは、続けていくための燃料になりますね。
どうなるかなと思っていたチャレンジができたので、落ち着いたらもっとやりたい活動を増やしていけるかな。
今はまだキープするのに精一杯な状態ですが、きっとできるようになる。そう思って淡々と進んでいきます。
ちなみに朝の散歩が続けられているのは、散歩コースに川にいる野鳥たちのおかげです。2,3日に一度はカワセミが見れたり、カルガモの雛たちが育っていくのを楽しみにしたり。他にもハクセキレイ、ツバメ、コサギ、カワウ、鳴鳥たちが日によって見れたり見れなかったりも楽しいです。
カルガモの雛を楽しみにされている方と情報交換する場面もあったり。
夏は朝の散歩に限ると知りました。
みなさまの運動の楽しみはなんでしょうか?
運動後の一服ってたまりませんよね。
今日もすこやかな1日をお過ごしください。