「窓」について(理想と現実)
家を建てる際、賃貸を探している際、「窓」って重要なポイントですよね。
太陽光の入り方はもちろんですが、デザインやどのように開閉されるか、
網戸の付き方などなど。
今日は「窓」について、つぶやきます。
海外の「窓」
SNSが普及している今、皆さんもインスタグラムなどで海外の家のインテリアを参考にして部屋を作られてるのではないでしょうか。
海外の「窓」って、大きくて、開放的で、様々なデザインがあって憧れますよね。また、窓の開け方も様々あり工夫されてます。
「窓」は、その国の気候や環境に合わせてデザインがされていると私は考えています。
たとえば、「開放的で大きなシンプルなデザインの窓」。この窓を使用できる国・または地域は、①虫が少ない(網戸の必要ない)、②隣の家との距離が離れていること(防犯面で安心できる)が絶対条件です。そうなると、アジア地域では設置が難しく、湿度が低いカラっとした気候の都心から離れた郊外に住む家。
実際、私が住んでいた国は虫がでない(コバエや害虫も!)、湿度が低い、夜は22時まで外が明るいので、窓に「網戸」をつけている家はありませんでした。また、窓の開き方は「縦すべり出し窓」。日本とは真逆ですね。
日本の「窓」
日本の「窓」はどうでしょう。
日本という国は、虫多めです。毎年梅雨があります。人口密度高めです(都心)。ということは、網戸は必須、窓の開閉方式は「引き違い窓」が適しており、人口密度が高いというこは、必然的に窓は小さくなります。
海外のような「窓」に憧れますが、日本に住んでいるとなると現実を見なきゃならない・・・もどかしさ。ですが、窓の選択肢が限られている分、カーテンや窓回りの小物を工夫すればコーディネートを楽しめます。
住んでいる場所の気候や住宅条件を正しく理解し、環境に適した住環境を作りましょう!