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【英語】silo

今日は、”silo” (発音は「サイロ」)という単語についてのご紹介。

まずは、オンライン辞書「英辞郎」の解説をどうぞ。

silo

1. サイロ◆家畜飼料・穀物などの貯蔵庫
2. 《軍事》サイロ◆地下につくられたミサイル格納庫
3. 自己中心的な仕事のやり方、他部門と連携を取らない仕事のやり方◆窓がないサイロの中にいると周囲が見えないように、組織内の各部門が組織全体のことを考えず、自己部門のことだけを考えること。

今日ご紹介したいのは、この "silo" のうち、上記の「3. 」のうち、特に「他部門と連携を取らない仕事のやり方」という意味での使い方だ。

サイロ、と聞いてまず思い浮かぶのは、上記「1.」にあるように、円筒形で党のように背の高い、飼料や穀物などの貯蔵庫のことだ。北海道などの広大な牧場などに、高い塔のような、窓のない建造物が点在するのをご覧になったことのある方も多いだろう。日本語としても、「サイロ」と呼んでいる。

サイロには、窓がない。だから、サイロの中は、外界から完全に遮断される。そんなサイロから、他人や外界と連絡を取ることなく孤立している、といったイメージが連想されるのだろう。

この "silo" という単語をビジネスで使うときは、そのようなイメージを、ネガティブな意味で用いる。

会社での企画や案件について、他部門と連携を取るべきであったのに、取っていない、という状況が発生した場合に、それを指摘し、他部門と連携を取りなさい、と指示する場合に、とてもよく使うのだ。

あるいは、ひとりよがりな仕事をしがちな人に対して、単独で物事を進めないようにと、あらかじめ注意喚起する場合などにも使う。

私の職場でよく使われるのは、次のようなフレーズだ。

Don't work in a silo.  You should align with Finance, HR and Compliance.
単独で動くのはやめてください。財務、人事、コンプライアンス部と連携するべきです。)

We have an issue of a silo mentality.  We should break down the silos and cultivate a collaborative mentality.
(私たちにはサイロ思考に陥っているという問題がある。サイロを取り除き、協調的な考え方を醸成すべきだ。)

ご参考になれば幸いです!

上記の例文でご紹介した、外資系企業で頻出する超重要な英単語 "align" については、こちらの記事をどうぞ!

私の英語系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ。

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