【英語】Gentle / friendly / kind reminder
今日のフレーズは、メールなどで、返事を促す表現。最近は日本語としても定着しつつある、いわゆる「リマインダー」である。
少し前にメールを送ったけど、返事が来ない。だから、返事を督促したい。それを、失礼に当たらないよう、丁寧に書きたいときの表現が、これ。
「リマインダー」は、文字通り、"reminder"。まずは、いつもどおり、英辞郎先生の解説を見てみよう。
英語の動詞remind((人)に思い出させる、(人)に気付かせる、という意味)を名詞化したもので、直訳すると、「思い出させるもの」。それが転じて、「注意喚起のメッセージ」「督促状」「リマインダー」という意味になる。
単に、ビジネスライクに督促したいときには、この"reminder"を使って、シンプルに、以下のように言うこともできる。
しかし、これでは、簡潔すぎて、相手によっては、少し、ぶっきら棒な感じを与えてしまうかもしれない。
では、これをもう少し丁寧に言うには、どうすればよいだろう。
答えは簡単だ。
上記の、"This is a reminder..."に、形容詞の"gentle"(直訳「優しい」)か、"friendly"(直訳「フレンドリーな」)、あるいは"kind"(直訳「親切な」)を付けて、丁寧な姿勢を示すことができる。
そして、さらに、"just"(直訳「単なる、ちょっとした」)を付けて、一層その語感を和らげることもできる。
早速、上記の用例を、丁寧に言ってみよう。
和訳すると、"just"や、"gentle"/ "friendly"/ "kind" などの修飾をつけない場合と字面上は変わらないが、これらをつけると、ニュアンスが随分と柔らかくなり、丁寧になる。
ビジネス英語では、この表現は頻出する。私も、毎日のように、督促のために、この表現を使って、返事を催促するメールを送る。そして、自分が返信を忘れていた案件については、この表現を使ったメールで、文字面は丁寧だが、容赦のない督促を受ける(苦笑)。
特に、多くの外資系企業において、今の時期は、年末(私の会社では、年末=年度末でもある)に向けて、いろいろな締め切りや締め日が増える。そこで、締め切りが近くなると、「締め切りもうすぐだよ、ちゃんと守れよ?」と牽制し、締め切りを過ぎていたら、「ちょっと、締め切りすぎてるけど、どうなってんの??」と督促をする、そういうメールが飛び交うシーズンだ。現在、私のEメールボックスは、受信ボックスも、送信ボックスも、gentle/friendly/kind reminder e-mailでいっぱいだ。
この、沢山の締め切り地獄を、11月下旬から12月中旬にかけて、無事にさばききれたら、外国人エグゼクティブだちが一斉にクリスマス休暇に突入し、日本法人の日本人社員たちにも、ほっと一息つける日々が訪れる。
あと少しの辛抱。外資系企業の社畜社員の皆さん、頑張って乗り切りましょう!!!
ご参考になれば幸いです!
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