【英語】milestone(マイルストーン)
今日は、ビジネス上のプロジェクトや、他社とのディール(取引)の文脈でよく出てくる名詞、"milestone"(マイルストーン)をご紹介してみよう。
まずは、いつもどおり、オンライン辞書「英辞郎」の解説から。
この単語、"milestone" には、"mile" (マイル)と "stone" (石)という2つの名詞が含まれている。
それゆえ、上記1.の、「マイル標石」「一里塚」という文字通りの意味となった。そして、それが転じて、上記2.の「節目」という意味が派生してきたものと思われる。
今日ご紹介するのは、その「節目」という意味の "milestone" の、ビジネスでの使い方だ。
大きく分けて、 ①プロジェクト管理の場面、②分割支払いを行う場面で、とてもよく使われる。
いずれの場面でも、もはや、"milestone" は、日本語としても使われており、カタカナで「マイルストーン」と表記されることも珍しくない。
1.プロジェクト管理の場面
プロジェクト管理の場面では、進捗管理のために、最終ゴールに至るまでに、複数の中間目標や中間基準点を設定することがある。
そして、その中間目標や中間基準点のことを、milestone(マイルストーン)と呼ぶのである。
なお、マイルストーンを達成するという場合には、"achieve" という動詞がセットでよく用いられる。
プロジェクト管理における「マイルストーン」については、Web上にたくさんの説明記事がある。いくつかリンクを載せてみるので、詳しい解説はそちらに譲りたい。
マイクロソフトが、プロジェクト管理のための「ガントチャート」の作り方を解説しているページもある。
2.分割支払いを行う場面
企業間で契約を結ぶ際、たとえばある企業が別の企業に業務を委託するような場合、料金の支払い条件を決めなければならない。
一括での前払い、一括での後払いを行うこともあるだろうが、一定の成果が出るたびに一定の支払いを分割して行う場合がある。この場合の分割払いを、"milestone payment"(「マイルストーン払い」)と呼ぶ。
よくあるのは、複数の基準点(マイルストーン)を示し、その基準を達成するたびに、支払いなを行うというものだ。
たとえば、業務委託契約などで、「仕事がここまで完成したら、いくら払う」という具合に、業務の進捗に応じて、支払いのタイミングを複数定めることがある。いわば、分割で行う出来高払いである。
たとえば、契約書に以下のような表現がなされることがある。
ビジネスの文脈で良く出てくる用語なので、覚えておくと、きっと役立つと思う。
ご参考になれば幸いです!
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