アラフィフ女子の、大腸カメラ体験記。
人間ドックの検便で、便潜血がみつかった。そのフォローアップとして、下部消化管内視鏡検査、すなわち、一般的に「大腸カメラ」と呼ばれている検査を受けることになった。お尻の穴から、長い長いカメラを腸に挿入して、腸の内部をチェックしてもらう検査だ。
幸いなことに、大腸カメラの結果は、「異常なし」だった。だが、この大腸カメラ体験は、最近あまり病院のお世話になってこなかった私にとって、とても大きなイベントであり、とても多くの学びがあった。
もちろん、検査の事前に、病院からひととおりの説明を聞いてはいた。しかし、実際、何がどのくらい大変なのかというイメージが持てず、とても不安だった。そして実際、経験してみると、結構、大変なことだった。
そこで、これから大腸カメラを初めて受ける人のご参考になればと思い、この記憶が薄れないうちに、体験したことをまとめてみることにした。
(※検査の性質上、お目汚しとなる箇所もあり、有料記事とさせていただきます。ご購読いただける方も、お食事中でないときにお読みください。また、私は医学専門家ではなく、何らの医学アドバイスを提供するものでもありません。)
選んだ病院
私が選んだのは、虎ノ門病院。その名の通り、東京都港区虎ノ門に位置する、国家公務員共済組合連合会の総合病院だ。東京では大変有名な病院なので、特に説明は不要かもしれない。最近建て直された新しいビルなので、館内はとても明るく、綺麗だった。
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