【主婦業(仮)を終えて】
note読者の皆様こんにちは。
これは2021.4月に書いたブログです。
2/7〜3月いっぱい。2ヶ月弱。お店は週2回のみの営業で、それ以外の日は憧れだった『主婦業(仮)』をしておりました。
今回はそのお話をしたいと思います。
まず、家事と主婦業は違いました。
『家事』を料理、洗濯、掃除など個々の業務と定義るすと、『主婦業』は『トータルマネージメント・クリエイター』でした(笑)。
『洗濯』と一言でいっても、個々の差が時々に出てきます。ベランダに干したら、床に目が行き、うっすらとした汚れに気づき、近所にデッキブラシを買いに行く。『洗濯』から『掃除』につながる。または、畳んだモノをしまう際に、クローゼットの中身を全て出して、整えたくなったり。そうしたら今度、子供の机や玩具箱を全部ひっくり返して仕分を始めたり。
普段やらないメンテナンスが、時間の許す限り、体力の続く限り、無限に生まれてくる。
働くのではなく、まず最低限の生活を成立させ、時間や体力次第で、より豊かなものにする、その塩梅を判断して行動する事。これが『主婦業』なのかと思い、その深さ、面白さ、大変さを知りました。
【よりスムーズに、より出来立てに、よりタイミングよく。】
家族3人の晩御飯。
お味噌汁、ご飯に加え、主菜、副菜だとする。
あと1分程で帰宅すると息子の通い先からの電話。
妻の帰宅はその15分後とLINE。
子供の時間を優先する、帰宅から、荷物置き、手洗いうがい、から少し落ち着かせて着席までおよそ7分。
計算して13分前に炊き上げたご飯を、今から2分後に盛ると子供が着席する頃に、食べれる温度に落ち着く。。お味噌汁も同じタイミング。
大人にとっては、少しぬるいので、温め直す。
副菜を盛り付け、主菜を温め直して盛り付けるだけにして待つ。
玄関の鍵を開ける。
急須にお湯を入れる。
子供と一緒に食べ始め、少しすると妻が帰ってくる。荷物を置き、手洗いうがいの間に、お味噌汁、主菜を温めて盛り付ける。ご飯を盛る。
「一人暮らしで、よく自炊してました。」
は、全く通用しない。
「キッチン、サービス」と分業された飲食店とも違う。
待たせても良い、冷えてても良いなら、難易度は下がるが、理想を求めると、かなりの計算と手際の良さが要求される。
【さあ新学期のはじまりです。】
そんな『主婦業(仮)』の塩梅が少し分かってきた頃に、桜が咲き、4月になり、そろそろ平日営業も始めようと。
私にとっての『新学期』の始まりです。
まだ21時までの営業。
通常営業が出来る日なんて、期待を持って待ってはいられません。
クローズ時間が早いなら、それなりに。
密集がダメなら、それなりに。
ずっと人類がそうして来たように、この変化に応じて、出来る事を模索して行きます。
『主婦業(仮)』も必ず今後の何かに役に立つはず。
コロナの中の2度目の春の始まりです。
去年の今頃は、朝から公園で少し遊んで、昼間はカレー屋さんやってたなー。
皆様にとって少しでも明るい春が訪れます様に。