さざ波投資
1 はじめに
こんにちは佐々波登利です。
ほったらかしでもいいけれど、自分のお金は、自分で管理したいと考えて、投資の専門家から見たら、なぜ?と疑問符だらけの独自投資。興味をもったらお付き合いください。
2 さざ波投資とは
手数料4%の壁が崩壊した
インターネットや携帯電話がまだ身近でなかった頃、株といえば大手の証券会社に電話をして購入するのが主流でした。株の売買単位は1000株の銘柄が中心で、投資額が少ない個人投資家は往復で4%の手数料を支払っていました。ですから、株式投資は、常に勝つ確率より負ける確率の方が大きく、決してフィフティ・フィフティではなかったのです。ですから、株式投資に見切りをつけた私は、この世界からしばらくの間離れておりました。
さて、時は流れ、スマホの時代に突入して、誰もが情報を提供し、受け取ることのできる時代になりました。ネット証券ができ、人件費が抑えられたおかげで、往復4%の手数料が、いつの間にか条件によっては無料になっています。これは手数料による小口の個人投資家にもハンデのない投資ができることを意味します。
投資を始めた頃、私がよく投資について学ぶために読んでいたのは、林輝太郎氏の著した本の数々でした。そこで行われているのは、「うねり取り」といわれる技法です。この技法では建玉の操作が大切で、簡単なように見えて、実のところかなり実践を積んで失敗しながらマスターしないといけません。投資スタイルとして波にのるという基本的な考え方を参考にはさせてもらっていますが、鈍くて波にのれない私の適性には合うものではないと考えています。
株価のわずか数%の小刻みな変動を取り、利益を積み重ねていく方法
ランダム・ウォークという言葉がありますが、株は、上下どちらに動くかは分からないというのは、真実だと考えています。特に素人の私には上下どちらに動くかは分かるはずもありません。ネットの世界には多くの専門家がいますが、言っているようにはならないものです。時には当たって、時に外れています。つまり、どちらかに懸けるわけでなく、どちらにも対応することにすれば、よいことになります。そして、大波を追いかけるうねり取りではなく、さざ波を少しずつすくいながら、負けないディフェンス的な投資をしてしていく。これがさざ波投資の基本コンセプトです。
私は、3%前後のさざ波を基本としながら、利益を積み重ねています。
分散投資でリスクを少なく
さざ波投資のリスク要因の一つは、株価が下がり、塩漬けになったときに長期間、株価が上昇するまで我慢するしかないことです。ネットでこれまで様々な方の投資に対する考え方を聞きく中で、リスク・リワードというものの大切さを知りました。投資資金の変動を低く抑えるために、最大限の利益を追求するのではなく、利益が少なくなろうとも安定した投資成績を優先する態度は、さざ波投資にはリスクを抑えるためには、必要なことです。
また、塩漬けになった銘柄でも、3%程度のさざ波を小刻みな利益として確保していくと、しだいにその銘柄の取得単価が低くなり、同時に取得株数も多くなることから、いったん上昇し始めると一気に利益になります。(この辺りは、いま実践を積み重ねて検証中です。
私は、令和4年7月11日現在、ナスダック、SP500、米国個別株数銘柄、ハンセン指数、国内指数ETF、国内株個別株、新興国指数ETF、コモディティETF、国債ETFなど20銘柄近くで、分散してさざ波投資を行っています。(みなさん、投資は自己責任ですので、ここに書いてあるものを購入すればよいということではありませんのでご注意ください)
何かが下がっていても、1つぐらいは上がっているというメンタルを維持する上でも、分散投資は大切です。
3 目標は年間30%
株式投資は、負けなければ才能あり。SP500超えれば特待生
株式投資は、フィフティ・フィフティのゲームと言われます。上がる下がるの確率は同じ。しかし、世界中の投資家との戦いでもあるので、利益が+であり続けるだけで、投資家として才能ありといえます。
長期に渡り、検証すると機関投資家の多くが、SP500のインデックス投資の成績に及ばないそうです。ですから私の目標としては、何とかSP500への運用成績に負けないようにしたい。あわよくば、資産を30%を毎年増やしたいというのが目標になります。
4 さざ波投資の非常識な特長
配当は、証券会社に支払う手数料と考えてあてにしない
高配当株投資とは、持ち株から得られる利益を再投資して、財産を育てていくものです。例えば初年度、100万円で株を購入し、3%の配当を得ると3万円の利益が得られます。この利益を再度投資することで、2年度には3万900円の利益が得られます。このように繰り返すことで、資産が増えていくわけです。実際には、毎月インデックス投資に取り組むことで、投資額が大きくなる分、より多くの利益を得ることができます。長期的に見ると、資産が著しく増えることが期待できます。
対して、「さざ波投資」は、株価変動を利用して小さく利益を重ねていく投資方法です。株式の売買によって得られる配当金は、証券会社へ支払う手数料の一部として補填補填するためにあるぐらいに考えます。
5 その他
少しずつ方法を改善・変更をしていきます。