不眠ではなく
とにかく眠い。眠くてぼんやりしている。なぜ眠いかというと眠れないからである。この話をすると眠かったら寝ればいいのにと言われるが、そうできたらいいとわたしもほんとうにおもう。
いつも言うのだけれど感覚としては不眠は便秘に似ている。そうしたいし、準備もできているし、誰もなんの差し支えもないのにそうできないのである。ここで言われることもだいたい同じ。運動とか、薬とか、逆に限界まで追い詰めてみるとか、とか… いいの。いいの、大丈夫。みんなが思いやりを持って言ってくれてることはわかるの。大丈夫。わたしは元気です。
でもちょっと違うかもしれないのは睡眠不足の状態は、まあまあすきということ。頭がクリアじゃなくて、時間が過ぎるのが早い。わたしは人生が好きじゃないので、早く終わったらいいなあとおもったりもしている。でも、早く終わったらいいなあって、おもうのは勝手でも言ったらいけない世の中だっておもってるから言わない、というところがあり、寝不足でぼんやりしているから書けてしまったりすることもあるわけだ。
別に重苦しく抱えているわけじゃないから、言って楽になるってことはあんまりないんだけど、嘘をつかない軽やかさはある。なんでこんな嘘ばっかりつかんといかんのだ、とおもったりすることもある。でも強要されてるわけじゃないからさ、自分でついてる嘘なんだなあって、ああそうかーっておもうんだけれども。つまりわたしは、嘘をあんまりつきたくなくて、だけど嘘の世界がすき、わがままか?
すごく眠い。頭がぼうっとして全然考えがまとまらない。というかまとめようとおもって書き始めていない。すごく眠い。結局このあと1時間くらい寝て、明日が始まってしまうのだ。
わたしが世界で美しいとおもうものの中に、生命力がある。生き生きしている人や生活がすきだ。そういう人って実際会うとちょっと無神経だったり、乱暴だったりして、わーとおもうこともあるんだけど、やっぱり美しい。わたしはとても野蛮だけど、そういう生命力がないんだよな。不思議と。似てるのにぜんぜんちがう。なんかそう見せようとしてるところがあるけど。
そうありたかったって憧れなんだろうか。わたしもそうあるはずだったとおもっているのだろうか。生命、見ると美しいとおもい、少しの苦しさがある。そして今は何にも考えずにこれを書いている。
起きているつもりだけど、どうやら夢を見てるね。