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3年ぶりでも変わらない安心感

中学の友達に会ったのは3年ぶり。
それなのに、全然久しぶりな感じがしないのは何でだろう。
なんだか不思議な感覚。

たとえしばらくご無沙汰でも、
いつ会っても変わらない安心感がある。
どこかホッとします。


休日のオフィス街は、ひっそり閑散としていて閉店しているカフェも多かった。

それでも、ようやくフォーラムの一角にあるカフェに入れた。

卒業して大人になると、
中学時代の呼び名で呼ばれる機会はめっきり
少なくなる。

それは心なしか寂しい気もするけれど、
自然なことなのかもしれない。


だからこそ、彼女たちのごく自然な「かねちゃん」がとてつもなく嬉しかった。
なんて違和感のない響き。

「かねちゃん」は、旧姓からのニックネームだ。



大学の友人には、
"結婚すると、学生時代と同じ呼び方をして良いのかな"と聞かれたことがある。

私は全く気にしていなかったし、
むしろびっくりした。
旧姓の入ったニックネームだったからだろうな。

"全然気にしないから、呼びやすい名前で呼んでくれれば良いよ~"と伝えた。


卒業や就職、転職、独立やら結婚などで、
環境が変わる機会は多々あると思う。

それに伴って、自然にフッと途切れる縁もあるし、卒業してからもずっと続いていく縁もある。

途切れた縁は、よっぽどのことがない限り無理に繋ぎ止めようとは思わない。
むしろ、離れた方がお互いのために良い場合もある。

自然に続いていく縁は、心底ありがたく、
つくづく不思議なものだなあと思います。


中学の友達とは、
音楽の話は殆どしない。
一緒にカラオケに行くことはあっても。


もし、その話題になったら
もちろん話すけれど、マニアック過ぎる話はしないように心がけている。
熱量が違うと申し訳ないし、楽しくないだろうなあと思うから。

それでも、共通項はたくさんある。
だから、時間を忘れてまるで昨日の続きのように話せてしまう。


カフェに着いた頃、天井からは燦々と日差しが差し込んでいた。
それが、いつの間にか温かなグラデーションがかったオレンジ色に変わり、暗くなっていた。


こんな時間もかけがえのない大切なもの。



たくさんの記事がある中、 時間を割いて最後まで読んで下さり、 本当にありがとうございます☘️ きっと素敵な方ですね^^ 記事との出会いも一期一会。 ご縁の1つだなあと思います。 自然に続いていくご縁を大切にしたいです。