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マタイ伝異聞

偉大な聖者ゾロアスターの誕生から3回目の千年が終わるころ、天空に無限の光が広がり、次第にひとかたまりになり、光と霊と実体がマリの父の身体に入り、次に父から娘マリの身体に入り融合して、マリアは身重になった。
数か月の後、東からきた3人のマギ僧がエルサレムに着いて言った。
「私たちは光に輝く地を訪ねて来ました。聖なる儀礼によってユダヤ人の王としてお生れになったかたを拝礼にきました」

ゾロアスターは約3千年前のゾロアスター教の宗祖。
正と悪、天国と地獄、光と闇などの二元論世界を始めて展開した。
キリスト教、仏教、イスラム教などに影響を与えた。
ヨーロッパでは、ニーチェの「ツァラトゥストラ(Zoroaster)はこう言った」
やモーツァルトのオペラ「魔笛」には「ザラストロ」として出てくる。

3と云う数字はゾロアスター教において重要な意味を持つ数とされている。
3千年の時間。3人のマギ僧。
ゾロアスター教では、神は光なりとされ、マギ僧は光に導かれてイエスの元を訪れた。

マタイ伝によると、イエスには父親はなく、その誕生を祝って3人のマギ僧(ゾロアスター教僧)が訪ねて来たことが、絵画に表現されている。
「イエスの誕生を祝う東方の3博士」。
ゾロアスター教には重要な戒律がある。
最近親婚(フヴァエトヴァダタ)が最重要な善行の一つとされている。
だとすると、イエスはマリアと、マリアの父親との間の子供であろうか。


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