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10月10日(2020年) 連敗を止め、6試合負けなしのスタート

 2020年の試合を取り上げるのは初めてかな?
 
 2020年10月10日(土)、浦和レッズは駅前不動産スタジアムに乗り込み、サガン鳥栖とJ1リーグ第21節を行い、1-0で勝利した。
 前節までシーズン初の3連敗、しかも全て完封負けと不調の波が来ている時期で、この試合も90分過ぎまで両者スコアレスだったが、アディショナルタイムに汰木康也がゴールを決めチームに4試合ぶりの白星をもたらした。汰木は前年加入した攻撃的MFだが、これがレッズでの初ゴール。ゴールと同時にネットに転がり込んだ彼が「やっと取れた~」と感慨深げに漏らしたひと言を、中継のマイクが拾っていた。

 試合の後半、鳥栖にPKを与えてしまう場面があった。しかし、これは西川がセーブ。勝利の立役者の一人は西川だった。そして決勝ゴールは汰木だが、右サイドからパスを出したのはマルティノスで、そこにつないだのは杉本健勇。「ミシャ後」に加入した3人の連係で取った決勝点だった。
 当時、鳥栖との対戦成績は5勝7分け5敗だったが、駅前不動産スタジアムでのそれは1勝3分け4敗。これが5年ぶりに挙げたアウェイ鳥栖戦の白星だった。

あー、ここで勝ちたい

 鳥栖のアウェイで挙げた勝利が珍しいからこの試合を取り上げたわけではない。
 3連敗で迎えた試合だったが、この勝利以降6試合負けなし。引き分けが3つあるが、順位を8位に上げて目標に掲げていたACL出場権の3位に勝ち点3まで迫ったのだ。その6試合を攻撃面で支えたのは鳥栖戦で決勝点を生んだマルティノスと汰木だった。
 もし、この年3位以内になっていれば、間違いなくターニングポイントとして取り上げられる試合だったが、それからしばらくして「浦和。来季の監督にリカルドロドリゲス」という報道があってから、大槻毅監督の求心力が急激に弱まり、選手たちから闘争心が失せてしまったようで、終盤は全く勝てなかった。

 さて、みなさんは2020年10月10日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。


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