江坂のゴール、そして声出し応援

伊藤敦樹のゴールはもちろん素晴らしかった。
松尾にはまだ聞いていないが、「とりあえず上げとけ」と思って上げたのではないだろう。ただスピードはあまりなかったし、敦樹も助走をほとんどつけていなかったから、威力のあるヘディングシュートは難しかっただろう。しかし、ちょうどGKの前でバウンドする一番取りにくいシュートを放った。
2点目。まさかダイレクトボレーは予想していなかった。臨機応変にプレーしたのかもしれないが、東京戦に続いて左脚とは驚いた。寝かせて打ったことで、やはりGKの取りにくいコースに行ったと思う。

先制点と追加点は大事だ。変な言い方だが、1点目と2点目がなければ3点目もない。どんな試合でも得点は多い方が良いのは当たり前だが、特に10日の試合は3点が欲しかった。
名古屋はとにかく1点取らないといけないのだから、レッズに先制されたことは大きなダメージではなかっただろう。
2点目は多少痛かっただろうが、2-2なら名古屋が勝ち上がるのだから、やはりノルマである1点を取れば、逆王手がかかる。名古屋がそんなふうに考えていたかどうかは知らないが、僕はそういう気持ちでずっといた。

この日のMDPで、Jリーグカップ準々決勝第2戦がホームだった6大会を振り返る特集をやった。
第1戦アウェイで0-0、第2戦ホームで2-2。アウェイゴールで敗退したことが過去2回あったというデータは頭にあった。3度目は絶対にゴメンだった。だから86分に江坂が3点目を決めたときのうれしさと言ったらなかった。

そんなお話です。

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