さいしんコラム#1190~獲る人、来る人/挑戦する相手は
「清尾淳のレッズ話#270」で話す予定だったが、そうなると15分ぐらいになってしまいそうで、自分の顔を連続して晒していい限度を超えてしまうので、「さいしんコラム」に掲載してもらった。
石原広教は右サイドだけでなく左サイドバックも普通にやれるようなので、渡邊凌磨や大畑歩夢とのポジション争いにもなる。こちらは本当に「挑戦」ではなく競争だ。
井上黎生人と佐藤瑶大は、共に同じ壁を乗り越える闘いなのだが、それは2対2の闘いではない。2人が一度に出場することは、少なくともリーグ戦では考えにくい。まずは井上と佐藤の「挑戦権」争いになる。
昨季は岩波拓也が常にセンターバックのリザーブに控えており、いざ出場したときにはショルツやマリウスに勝るとも劣らない活躍を見せた。攻撃の起点となる縦パスはグラウンダーもロブもピカイチだったと思う。彼と一緒にリーグ優勝できなかったことが残念だ。
井上と佐藤、特長の違う2人のセンターバックは、どちらが第一挑戦者になるのか、その闘いも楽しみだ。
3週間と長かった沖縄キャンプも6日で終わり。短いオフを挟んで、彼らの闘いは大原で再燃する。
今のところ「挑戦」と呼ばれる闘いだが、いつかそれは仲間への挑戦ではなく、優勝への挑戦に変わると信じている。