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5月10日(2015年) アウェイで仙台に勝てない時代、4-4のドロー
ホームで無敗、アウェイで勝ちなしの時代
ベガルタ仙台との相性は?
そう聞かれたら人によって答えは分かれるかもしれない。
あまりさかのぼってもキリがないので仙台が2度目にJ1昇格した2010年から昨年までの12シーズン、レッズが埼スタで仙台と戦ったときは通算8勝4分け。ホームでは一度も負けていない。
一方、宮城スタジアム、ユアテックスタジアム仙台のアウェイでは通算3勝6分け3敗。負け越している訳ではないが、ホームでの戦績とは大きく違う。特に2015年までは通算3分け3敗だ。
だからホーム中心に仙台戦を見ている人は「仙台? お客さんでしょ」と思ってもおかしくないが、アウェイにも毎回行っている人は「なんでアウェイでこんなに勝てないんだ」と、歯がゆい思いをしてきた時期が長いはずだ。今日は後者の話。
4-4の乱打戦は、レッズ3度目
2015年5月10日(日)、浦和レッズはユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台とJ1リーグ1stステージ第11節を行い、4-4で引き分けた。レッズの、4点を取り合ってのドローは、これが通算3回目となる。
2015年と言えば、17試合を無敗で1stステージ優勝を果たしたシーズン。この仙台戦も前節まで4連勝と絶好調で杜の都に乗り込んできた。先述したように前年までアウェイで勝てていない状況に終止符を打つときだと信じて疑わなかった。いや、心のどこかに「もしかして連勝が止まるとしたら、ここか?」という思いがあったかもしれない。
最後に追い付いたのは良かったが
試合は乱高下する。
コイントスで勝ったキャプテンの阿部勇樹が、通常とは逆のエンドを取った。風? 日差し? いや、ここでの勝てない流れを断ちきるという気持ちの表われだろう。阿部はそういうことを重視する。
開始8分という早い時間に先制されてしまうが、レッズも前半アディショナルタイムに追い付いて折り返す。内容は悪くなかった。
後半、CKから興梠慎三のゴールで勝ち越し。さらに1分後の56分、関根貴大のゴールで3-1と突き放す。ポンポンと点が入る流れは気分が良かった。しかし、今度は逆。60分と65分に失点し3-3の同点。こうなると流れは仙台に傾くもので、80分に梁勇基に4点目を決められ、再逆転を許した。
このまま負けるのはゴメンだ、と思う間もなく、興梠が同点弾。最後の10数分はスコアが動かなかった。
4-4の引き分けは前年8月に味スタでFC東京と演じたばかり。さらに時代を上ると2003年に駒場スタジアムでガンバ大阪とも4-4の試合があった。いずれもレッズが最後に4点目を入れて追い付く形の試合だった。ホッとして終わるという側面はあるが、4点も取られたという印象の方が強い。
特にこの仙台戦は後半3-1とリードしてからのドローで、またアウェイで勝てなかった、ということも加わり悔しさが増した。
その後、アウェイも無敗に転じた
しかし歴史は流れている。
合計8ゴールという景気の良い試合が、それまでのジンクスを吹き飛ばしたのか、この翌年レッズは13年ぶりにアウェイ仙台戦に勝利する。そこから昨季まで6シーズンで3勝3分けと今度はアウェイ負けなしに転じた。ホームと合わせて2016年以降9勝3分けの相手だったのだ。
昨季、ベガルタが降格したことを、仙台サポの次に残念がったのはレッズサポーターだったかもしれない。
さて、みなさんは年5月日、何をして何を感じていましたか?
※この内容はYouTube「清尾淳のレッズ話」でも発信しています。映像はありませんが、“ながら聞き”には最適です。
【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。