見出し画像

11月5日(2019年) すべてはACL決勝のため

 2019年11月5日(火)、浦和レッズは埼玉スタジアムに川崎フロンターレを迎えて、J1リーグ第32節を行い、0-2で敗れた。この試合の後、チームは9日に行われるAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦のために、羽田からサウジアラビアに向かった。

MDPから

 平日の試合で18時半キックオフ。ファン・サポーターが仕事を終えて埼スタに来るには厳しい時間だ。
 それを言うなら、この前の試合は11月1日(金)に鹿島アントラーズとの第30節がカシマスタジアムで行われたし、その前は10月29日(火)にEスタでサンフレッチェ広島と第31節を行った。火曜日に広島でナイトゲーム、水曜日に浦和へ戻り、木曜日は鹿島に移動して前泊、金曜日に鹿島と試合という強行日程だった。

 すべてはACL3度目の制覇に向けたものだった。この日程もいきなり決められたものではなく、シーズンの半ばに発表されたときには、「レッズがACLで決勝に進んだ場合はこの日に変更」という注釈が付いていた。通常の日程は、第30節が11月2日(土)・3日(日祝)、第31節が9日(土)・10日(日)、第32節が23日(土・祝)だった。
 発表段階ではまだピンと来ないのだが、いざ直面してみると、なかなかのハードスケジュールだった。もちろんレッズだけが変更になるわけではなく、相手の広島、鹿島、川崎はレッズの都合で試合が前倒しになるのだが、それはお互いに了解の上だ。

 ただ、この3試合は広島戦が1-1、鹿島戦が0-1、そして川崎戦が0-2。得た勝ち点は1だけだった。すべてはACL優勝のために、と言ってもリーグ戦の成績まで犠牲にする必要はないのだが、選手層が決して厚くない中でターンオーバーしなければならないチーム状況もあった。
 ファン・サポーターを含めた、このころのレッズを支えていたのもまたACL決勝だった。
 日本で唯一、3度目のACLファイナリストという誇りだったと思う。

 なので、この川崎戦の内容はくどくど書かない。
 あ、試合の指揮を上野優作コーチが執ったことは記しておかなくてはならないか。
 大槻毅監督が、1日の鹿島戦でJリーグ初の監督退場処分を受けたため、この川崎戦はベンチ入り停止になった。
 大槻監督は、エヴェルトンと交錯してタッチラインの外に飛び出した鹿島の永木亮太を左手で押し倒してしまった。
 いま思えばマイボールのスローインの場面で、1点ビハインドなのだから、すぐに再開するべきだった。少なくとも、手を出して体に触れれば相手は大げさに倒れるに決まっているのだから、たとえ永木に足を踏まれて痛かったとしても、言葉での文句に留めるべきだった。
 1日のnoteにこれを書くとテーマが2つになってしまうので、書かなかったが、やはり記録としては残すべきか。

 さて、みなさんは2019年11月5日、何をして何を感じていましたか?

【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?